満点よりも、60点主義でいこう

こんにちは!今日は、6月7日 日曜日です。

今日の一言


”60点主義でいこう”


(原典:遠藤紘一、リコージャパン株式会社元会長)
(引用元: ”クオリティマネジメント”、日本科学技術連盟)


今日の一言は、日本を代表するようなものづくり会社の元会長さんの一言です。

60点主義とは、すなわち、まずは60点を目指すくらいの気持ちで、新しいことに取り組むを促すという意味だそうです。

最初から満点を目指すと、それはかなりハードルが高い。

すると、人は失敗を恐れ、行動が萎縮したり、失敗したことを黙ってしまう。

だから、まず、60点でいいということのようです。

それでは、ずっとその60点で良いのかというと、そうではなく60点とることをトライしつづける、という意味でもあるとのこと。

すなわち

□ 一回目

100 のうち60 %を成功を目指す=60,残り40

□ 二回目、うまくいかなった40に焦点を当て

40 のうち 60%成功を目指す=60+24(84)、残り16

□ 三回目、うまくいかなった16に焦点を当て

16 のうち 60%成功を目指す=60+24+9.6(93.6) 残り 6.4

という風に、60点主義を三回繰り返すだけで、最終的には93.6% まで、達成することができる

問題は、それをいかに迅速にトライしつづけることができるか

60点主義は、そのようなことも意味している言葉とのこと。

実に、現場の雰囲気が具体的につたわってくるような言葉ですね。

この ”60点主義でいこう”

この言葉を鏡とした場合、

そこにはどんなわが家、わが社、わが部門、そして自分自身の姿が映し出されるでしょうか。

日曜日の今日は、そんなことをお互いにふりかえりつつ、家庭や職場で話し合ってみることも、良いことかもしれませんね。


  • 今日の目標

この、”60点主義でいこう” が機能するためには、ただ、闇雲に、”60点”を目指しているわけではないようです。

とても大事なポイントに、

”うまくいかなった部分”に焦点をあて、そこで、60点を目指す

ということのようです。

つまり、自分の仕事において、うまくいっている部分、うまくいっていない部分を客観視し、うまくいっていないところを率直に、まず認めるということが前提となっているようです。

この”認める”という行為は、簡単なようで難しいかもしれません。

業態により、サービス業など、モノがなく、人依存が高い場合は、”うまくいかない=うまくできない人”となりやすくなおさらそうかもしれません。

そこで、できていないことを”認める”ことにより、自分への非難が集中したりするなど自分にとって危険であるような職場であったらどうでしょうか。

やはり、うまくいかなった部分”に率直に焦点をあてることは難しいかもしれません。

本来、職場として目指すことは、できないことを非難するのではなく、顧客価値を向上させるための個人と組織の”能力”をいかに高めるか、ということのようです。

今日も一日、 ”60点主義でいこう”という言葉が鏡出すわが家、わが社、わが部門、そして自分自身の姿から自分はどのように、自分自身を、そして周囲の人々の成長・向上を促そうとしているのかをふり返りつつさらに、満足感高く、60点サイクルを回すことができる家庭や職場をつくる一日としましょう。

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