今日は、8月10日月曜日です。
今日の一言「意図」
ふと目にとまったある本にこんなことが書いてありました。 だれかが、だれかに質問する際には、次の種類があるとのこと
- 何かの目的のために必要な情報を得るための質問 例: ”原因は、何かな”
- 自分の好奇心を満足させるための質問 例: ”へぇ、なるほど、ところで。。。”
- 相手に気づきを促す質問 例: ”それは、何に基づいているの?”
- 非難するための質問 例: ”なぜ、そんなことをしたの?”
- 純粋な”関心”に基づく質問 例: ”それから、何がおきたの?”
つまり、質問する内容も大事ですが、その質問の裏側に 隠れている“意図”ももっと大事ということのようです。その隠れた意図、あるいは、自分にとっては意識していない意図が、相手に伝わると相手は質問の内容よりは、その意図に対して反応することが多いということのようです。
例えば、そこにかすかな“非難”を感じると、それに人は反応しそこからは感情が混ざり込んだ話し合いがエスカレートするということのようです。 もちろん、そんなことが起きてしまうことは、お互いにとってうれしいことではないですね。
普段の家庭や職場における何気ない話し合いや対話に おいて、自分が発する質問には、どんな“意図”が相手に伝わっているのか、そんなことをさりげなく振り返ることも良いことかもしれませんね。
【今日の目標】
自分がそう思っていないことでも、相手に結果として 何かの意図が伝わってしまうことがある。この場合、
○ 「そう受け取る相手が悪い」 ととらえるか
○ 「そう受け取られる自分の言葉選びに問題がある」 ととらえるか
いろな選択肢があるようです。 さて、どちらを選びましょうか。
よく言われる「他人と過去は変えることはできないが、自分と 未来は変えることができる」という言葉に基づけば、これは、“そう受け取られる自分の言葉選び”を改善したほうが、物事は前に進む、ということのようです。
また、本来“意図したい”こと、例えば、怒りを相手に 感じているのであれば、
○ “私は怒ってはいない。でもね!”
と、怒鳴りながら言うよりは、
○ 静かに“私は、今怒っているようです。それは。。”、
と伝えるほうが、相手も冷静に受け止めてくれる可能性が高まるかもしれませんね。
今日も一日、家庭や職場における何気ない話し合いや 会議の場において、自分の言葉を通じて、どんな意図が相手に伝わっているのかをお互いに確認しあい、より気持ちがよく、生産性が高い話し合いができる家庭・職場を つくる一日としましょう。