今日は、10月31日土曜日です。
【ライバルの成功】
いきなりですが“ライバルの成功”という言葉についてのネタです。仕事をしていると、そこには、競争があります。競合会社であったり、あるいは同じ職場でもライバルと思う人がいたりします。そんな、自分にとってライバルと思える人や会社が成功したとき、自分のなかにどんな感情が沸き起こるのかということです。
“ライバルの成功を願うことができる自分になろう”という言葉も聞いたことがありますが、“素直にそうだね”、とは、自分の場合はなかなかいきません。ライバルの成功が願えない、ということは、それは自分のなかに、まだ“完全”ではない部分があるからだよぅ~というお話もきいたことがありますが、“そりゃそうだ”と思うしかありません。何気なく、そんなことが自分の課題かなぁ。。。と心のなかで引っかかっていましたが、先日、ある社長さんのご自身の経営に関するお話をいろいろ聞きながら、
ヒョイと気がついたことは次の通りでした。
- 自分のなかで、もし、仕事で成果を出す目的が、“自分はできる人です”ということを証明したいということであれば、ライバルが自分に勝つことは、その証明の邪魔になるので、相手の成功はなかなか願うことができないようです。下手をすると妬みに近い感情もうまれてくるかもしれません。
そうではなく
- お客様が喜ぶ、良くなることが仕事の目的であれば、仮にライバルにお客様をとられたとしても、その商品やサービスによりお客様が喜んでいるのであれば、それ自体は本来目的とするところ。
すなわち、それは良いことなので“残念”ではあるが、妬みのような気持ちは生まれないようです。お客様のことを思えば、素直に“良かったね”と言えます。
また、自分であれば、お客様にもっと良い成果を与えることができると思えば、そこからは、前向きな競争意識もわいてくるようです。(自分だったらこうするなぁ。。。)
つまりは、“自分がライバルと思う人と、そこで何を競い合おうとしているのか”ということに自分自身が気がつくこと“ライバルの成功”という言葉を素直に受け取る上でとても大事ということなのかもしれません。
日々の忙しいお仕事や、そこにある競い合いからすこし開放され“ライバルの成功”と言う言葉を読んだ瞬間に、自分のなかでどんな気持ちがそこにあり、それは、どこからやってくるのか、そんなことも、さらっと振り返ってみることも良いことかもしれませんね。
お客様に焦点をあて、いかに良い成果を与えることができるのかそれを競い合うのであれば、そこにはポジティブな競い合いが生まれるようて、切磋琢磨ができます。
しかし、“自分の面子”とか “自分の取り分”を競い合うのであれば、そこからは、奪い合いがうまれるようです。でも、もし自分が顧客の立場であれば、“取り分”扱いはされたくはないはずですが、立場が変わると、さらっと忘れてしまうことも、実に人間的な話かもしれませんね。日々のお仕事、どうせなら、それは奪い合いよりは、ともに成長する競い合いのほうが、自分にとっても、相手にとっても良いことのようです。
今日も一日、日々の仕事を通じ、自分はどんな成果をどんな目的のために出そうとしているのか、をさらっと振り返り、そこから、自分と”ライバル”とが、共に切磋琢磨できるポジティブな場をつくる一日としましょう。