今日は12月1日火曜日です。
今日の一言【コミュニケーションCommunication 】
コミュニケーションの問題、とかいうフレーズでよく 使われる言葉です。 この言葉を日本語で言い直すと、なんでしょうか。「やりとり?」、「報連相?」、「話し合い?」、「通信?」いろんな言葉になりそうですね。すると私たちは案外この“コミュニケーション”という言葉の意味を曖昧にして使っている可能性があるかもしれません。
そこで、元々の語源を調べてみましょう。
「communication」
c.1384, from O.Fr. communicacion,
from L. communicationem (nom. communicatio)
from communicare “to impart, share,” lit.”to make common,”
from communis (see common).
(原典:http://www.etymonline.com/index.php?term=communication)
古フランス語がもっとも直近の語源、でもその源をたどっていくと、ラテン語の、communicare という言葉のようです。そして、この言葉の意味は、“わける、わかちあう、共通とする”という意味だったようです。コミュニケーションにより、新しい“共通”した何かを得るということのようです。
すると、それは、単なる“話し合い”ではないようですね。日々の仕事や生活で、よく使われる“コミュニケーションの問題”という言葉私たちはどんな意味で、その言葉を使っているのかさらっと振り返ってみることも、良いことかもしれませんね。
普段、私たちが使っている“コミュニケーションの問題”は、どちらかというと、“相手がきちんと話さない”という意味合いが強いかもしれません。でも、語源が示唆するように、話し合いにより、何か共通の考えや認識を得るために必要なことはなんでしょうか。
- 相手の話を聴くだけでなく、
- 相手の話を受け入れ、
- 自分の考えをいったんひっこめたり、あるいは
- 相手の言葉に基づき、自分が影響を受けることを
- 自分に許可する
ということのようです。 すると、私たちが本当に認識すべき “コミュニケーションの問題”とは、“相手がきちんと話さない”ではなく、“相手の話により、自分の考えを変えたくない私(汗)” ということなのかもしれませんね。
今日も一日、家庭や職場での話し合いにより、相手の 言葉により自分の考えを変えることを自分に許し、“コミュニケーション”を通じて、お互いのなかに 新しい“共通できる何か”を創る一日としましょう。