今日は12月2日水曜日
今日の一言【主人公】
“「を」ではなくて「が」”
(原典:顧客ロイヤルティー協会 理事長 伊藤秀典)
これは、 “お客様を喜ばせる”ではなく“お客様が喜ぶ”といった言葉のエッセンスを表現しているようです。“お客様を喜ばせる”という言葉の主語は、“私が”です。
そして、お客様は“対象物”です。 すると、私の立場や視点からみてどうにかお客様を喜ばせてしまおうという姿勢がうまれるようです。
この反対に“お客様が喜ぶ”と言う言葉の主語は、“お客様”です。お客様の立場や視点からみて、お客様が喜ぶ状況を洞察しイメージする姿勢がうまれるようですね。
また、この“「を」ではなくて「が」”という言葉は、お仕事の場だけでなく、対人関係がからむ場合においてかなり使えそうです。
子供の勉強についても、 “私が、子供をがんばらせる”という姿勢に入ってしまう ことは、私も含めて多いようですね。本来は、“子供ががんばる”状況をどのようにつくってあげられるかということなのかもしれませんね。
“「を」ではなくて「が」”
“ぜひ、この言葉を、いろんな状況でお試しください。 思わぬ発見が、自分のなかにうまれるかもしれません。(^^)/ (例えば、お休みなので家族で遊びにいくとき、“家族を喜ばせる”ではなく“家族が喜ぶ”をイメージすると、いかがでしょうか!)
“「を」ではなくて「が」”では、相手が 主人公ですよ、ということが仕事や経営において大切である、ということを示唆しているようです。中古品のリサイクルを全国規模で展開している、ハー◯オフも“お売りください”という言葉を つかっていますね。
これも“お客様がお売りください”と、いっているようです。従来の中古品買い取りのお店では、“(私が)中古品買います”と言っている場合が多いかもしれませんね。
自分が主人公だと主張する人間関係は、自ずから対立と衝突を生みます。
相手が主人公だとする人間関係は、相互に心地よい 場をつくるのかもしれませんね。
今日も一日、自らをとりまく対人関係において“ 「を」ではなくて「が」” をさりげなく意識し相互に心地よい場をつくる一日としましょう。