仕事とは“させていただく”こと

今日は、3月3日水曜日です。

今日の一言【仕事とは“させていただく”こと】

ある方から伺うことができた、なんとはなしに心に残る言葉でしたので、共有したいと思います“仕事とは、「させていただくこと」”どういうことかというと、

例えば、私たちの普段の仕事には、目標があるすると、その目標を達成するのは“この自分”ということになるのですが、しかるに、仕事の本質は、相手が喜ぶこと、うれしく思うこと、すなわち、相手にとって有用、有益であることを行うこと。だからこそ、代金をいただくことができる。

すると、本来、仕事とは、そんな相手のために、「させていただく」という受身の姿勢、謙遜の姿勢が本来ではないかということを、今日の一言は示唆しているようです。

すなわち、お客様が社内、社外顧客であるにかかわらず、

  ー まず、相手にとっての価値は何か

を、仕事の主軸におく、という受身の姿勢、ということのようです。

しかし、これを“仕事での、私の目標は…”といった感じで、自分を主軸におくと、相手にとっての価値を忘れてしまい、つい、

  ー 自分の能力や価値を高めること

  ー 自分が定めた目標を達成すること

といったことが、自分の仕事にとっての最優先の事項になりがち…

しかし、本当に、それで良いのだろうか。ということを、さらっと、やさしく、肩をポンポンと叩かられるように、諌めてくれそうな言葉が、今日の一言“仕事とは、「させていただく」こと”なのかもしれませんね。  

ということで、自分にとっての、お客様は誰なのか、私は誰のためにある存在なのか。

まずは、そこをさりげなく、でもすこしだけ深く振り返ることも、良いことなのかもしれませんね。

  • 【今日の目標】

どんな時に、人は、相手を主軸に置くことを忘れてしまいがちになるのか。自分のこれまでの経験から振り返ると、二つのことがなんとなく思い当たる…

それは、

  ー うまくいっている時

  ー うまくいっていない時

のようです。

うまくいっている時は、つい、自分の行ったことが当たったり、目論見道理と感じる。それが、自分が実現したこと、と、つい錯覚を起こしてしまうことなのかもしれません。

本来は、自分の行ったことが、ただ、相手にとって価値があったからなのですが、

つい、その相手を忘れ“自分が”が主語になりやすい時かもしれません。

で、もうひとつうまくいっていない時です。何をやっても、空回り。そんな、うまくっていない時は、顧客や相手との接触がうまくできていない時なのかもしれません。

相手の思いや気持ちがうまく掴めず、そもそも、自分の顧客が誰であるかよく見えないとき、それが見えないが故に、さらに、目線が自分に集中し“自分に磨きをかけて”

“戦略を見直して”と、ばかりに、主語が自分になってしまっていることもあるのかもしれませんね。

本来は、ただ、自分にとっての顧客が求めていることをよく知りそれに、忠実であれば良い。すると、そんな相手視線を一番にもち続けるために大事なことは“うまくいっている、うまくいっていないに関わらず”という姿勢で、常に、自分にとってのお客様、自分の仕事の受け取り手を主軸におき、「させていただく」という姿勢で、最善をつくすことなのかもしれません。

そして、本来、「目標」とは、そんな最善をつくすためにあるのかもしれません。

今日も一日、わが仕事、わが職場、そしてわが社というそれぞれの立場から見える自分にとっての、社内の、社外のお客様は誰であるかを今一度認識し、自分の仕事が

うまくいっている、いっていないに関わらず、ただ、「させていただく」という姿勢を保ちながら、今日、ここで、できる最善をつくすことを試みる一日としましょう。

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