人と組織の身体能力

今日は7月16日です。

今日の一言  <組織の身体能力>

同じ“改善”の取り組みをしている複数の会社で、結果がまったく異なることがあります。それは、なぜか。。。 同じゴルフレッスンを受けている人でもすぐにうまくなる人とならない人がいます。それは、人それぞれに身体能力が異なるから。

会社を良くする手法やツールを取り入れても、すぐに 効果がでる会社と、そうではない会社があります。それは、組織それぞれの身体能力(組織能力)が異なるから。

そして、組織の身体力(組織能力)とは、

  □ メンタリティ

  □ コミュニケーション

  □ システム

  □ 環境

の4つかもしれません。

<組織の身体能力 – 人々のメンタリティ(姿勢)>

  □ 人々のポジティブな姿勢は、人と組織に成長力を与え、

    人々のネガティブな姿勢は、人と組織を消耗させる…

  □ 人々の受容の姿勢は、組織に変化への対応力を与え、

    人々の拒絶の姿勢は、組織を硬直化させ、もろくする…

<組織の身体能力 – コミュニケーション>

  □ 相手の言葉により影響されることを認めるオープンな 対話は、

    組織でエネルギーを滋養し、主張と衝突は、エネルギーを消滅させる…

  □ 振り返りと共感を組織で共有すると、理解は組織の 隅々まで浸透し、

    一部だけがが分かっていると、組織に統治と規制が 生まれる…

<組織の身体能力 – システム>

  □ 組織を一つの「系」として見るシステムがあれば、 エネルギーに方向性

    (ベクトル)が与えられバラバラな仕組みがあるとエネルギーは散失する…

  □ 人の行為に秩序と再現性があると、エネルギーは 顧客、社員、社会への

    価値に効果的に転換でき、 秩序と再現性がないと、価値も信頼感も

    得られない…

<組織の身体能力 – 人をとりまく環境>

  □ 安全、快適で片付いた環境は、人からストレスを除き、危険、乱雑な環境は、

    人にストレスを与える…

  □ ポジティブなフィードバックがある環境は、 人々の姿勢をポジティブにし、

    エネルギーを与え フィードバックがない環境、ネガティブなフィードバック

    しかない環境は、人々の姿勢をネガティブにし、エネルギーを奪う…

—(ここまで)—

この文章にピンとこられた方は、印刷いただき振り返りながらお読みいただき、ご自身や組織のチェックポイントとしてご活用いただけましたら幸いです。ちなみに、私自身、全然できていません。σ(^_^;)  

  • 【今日の目標】

わたしは、かなりの運動音痴です。 同じ練習をしていても、さっさと上達することができる友人をみると“なぜかなぁ。。。”と、思うことが よくありました。同じことが組織でも起きるようです。同じ取り組みをしても、組織によって結果が全然違う。

それはやはり

  □ 取り組みと組織の身体能力の相性

  □ 組織の身体能力そのもの

といった点が、やはりポイントになるようですね。 会社を良くするために、やはり基盤、ファウンデーションが大事なのかも。

今日も一日、自分自身の体を鍛えるがごとく、自分の、そして、組織の<身体能力>を鍛えることにより、自分や組織が内包する成長能力、改善能力を顕在化させる一日としましょう。

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