今日は11月22日日曜日です。
今日の人言【問題の根源】
“When you have a problem, you say, “I must think about it to solve it.” But, what I am trying to say is that thought is the problem.”
(原典:David Bohm)
いつもの通りのいい加減や訳
“人は、なにか問題を抱えると、「解決ついて考えないといけない」という。しかし、私が述べたいことは考えそのものが問題なのだ、ということだ。”
さっと読むと、何のことか、さっとは、わかりにくいかもしれませんね。これは、“考え”とその結果である“問題”との関係を述べた言葉のようです。この世にあるおよそ“人工的”なものは、人により創られたもの。そして、それは人の手や機械、相互のコミュニケーションを通して創られたものかもしれませんが、その原点は人の“考え”にある、ということです。
“考え”が、人の手を動かし、口を動かし、なんらかの結果をつくるのです。すると、その結果が思わしくない(つまり、問題)である場合、その現象としての問題をなんとか解決しようとするのではなくその源流である、“考え”をなんとかしなくてはいけない。
つまり、現象としての問題を引き起こしている“考え”そのものが問題なんだ、ということ。ということのようです。考えてみれば、当たり前のこと。でも、以外これは盲点なのかもしれませんね。日々の日常で、私たちをとりまく、様々な“問題”それが、人の行いにより生まれたものであれば、その行いの後ろに、どんな人の“考え”が潜んでいるのか今日一日、さらっと振り返ることも良いことかもしれませんね。
例えば、環境“有限の資源は無限に使える”という考えがまだ、私たちの心のどこかに、しっかりと潜んでいるのかもしれません。あるいは、社内の話し合いでのもめごと“私が正しく、相手が間違っている”という考えをもつ二人がいれば、それは合意はできないようです。
そんな場面に、いくら、話し合いのスキルを持ち込んでもやはり、うまくいかない。最終的には、どちらかの意見が採択されるか、あるいは妥協が図られる。。。すると、この状況を“解決”するためには、“もめごと”が問題なのではなく、“私が正しく、相手が間違っている”という考えについて、問うことが大事ということのようです。
今日も一日、家庭や職場での“目に見える問題”についてそれを引き起こしている私たちそれぞれの「考え」とは何か、また、それはどのように絡み合い“目に見える問題”につながっているのかをゆっくり思い返しながら自問し、自ら心と“考え”の改善に取り組む一日としましょう。