夢を売る

11月24日火曜日です。

今日の一言【夢を売る】

“売る物がないから、夢がある”  (原典:お知り合いのHさん)

Hさんも参加されていた、あるワークショップのなかでお聞きした言葉でした。

およそ、50年ほど前、高校を卒業され、入社した会社は、おそらく今で言う“ベンチャー”。未だ日本では製造されていない製品を、最初は海外から輸入し、次第に、その製品を自分たちでも作れるように研究し工夫を重ね今では、ある分野にて国内でダントツのシェアをもっている会社です。

とはいえ、最初は、ないないづくしだったようです。

  ○ どこにどう売ればよいかわからない

  ○ お客様も、どのように使えばよいかわからない

  ○ したがい、”売る物”がない

しかし、営業の立場である Hさんとして成果をあげるためには、どうにしかして“売る物”をつくる必要があるということになります。

そこで、  

  ○ 用途をいろいろ考え、想像してみる

  ○ お客様に提案しつづける

  ○ 製品にいろいろ手を加える

というプロセスを通じて、次第に製品が“売る物”になっていったとのことそんなお話を、お伺いしました。売る物がないから、売れない、できない、ではなく、“売る物がないなら、売る物をつくろうそこにこそ「夢」がある”それは、今の日本、そして、これからの日本に、とても大切な気概に満ちた、言葉なのかもしれません。

  • 【今日の目標】

私が育った時代の給食は、パン食です。そして、パンにはいろんなジャムがついてきたのですが、その一つに“いちごジャム”がありました。それは、どこまで本当の“いちごジャム”だったのかかなり怪しいものだったと思います。

とはいえ、それは、100%の美味しいいちごジャムが作れないのであれば、なんとかそれに近づける様々な努力や工夫の結果のジャムであったようです。ないなら、ないなりに、元気に工夫をしつづけた人たちのがいたからこそ、あのいちごジャムがあったようです。

この時代は、ある意味で転換期なのかもしれません。その流れに“流されない”ためにも、かつての、気概にあふれる“○○がないから、夢がある”という言葉は、改めて意味を持つのかもしれませんね。

今日も一日、“○○がないから、夢がある”を、さらっと心に置き、自らを取り巻く様々な出来事に流されることなく、自分自身へのリーダーシップ感を高め、行動にうつす一日としましょう。

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