こんにちは、今日は5月15日金曜日です。
ある方と、メールでやりとり(お話)をしていましたことにまつわるネタです。
どんな話かというと、会社の使命とか理念とかのお話です。
得てして、抽象的、概念的になりがちな話題ですが、
その方のお父様が20代のはじめ(今からすると、半世紀ほど前でしょうか)に創業した屋根材の製造工場に、目標として掲げられていた言葉をご紹介いただきました。
それが、下記です。
普通に読むと、”ほう、そうだよね”と思える普通の言葉、
すぐに覚えられるほど、シンプルですが、
実はこの3つの言葉は結構奥が深いようです。
例えば、こんな解釈がここからできるようです。
—(解釈)—
□ 製造
良い製品をつくるのは製造の部門だ。
だから、何が”良い製品”か、わかっている必要があるよ。
無駄をなくすんだ。だから、不良はださないように。
とはいっても、限られた時間でたくさんつくるんだよ。
不良をださないことと両立させる工夫をするんだよ。
□ 事務
事務の仕事は間違っては台無しだ。だから正確であること
とはいっても、仕事が遅れてはこまる。だからスピードも
大切に。
この二つを両立させる工夫をするんだ。
□ 営業
営業の仕事の基本は、”積極的”。お客様のところに
どんどんでかけていこう。
そして、頭でごちゃごちゃ考えずに、まず、足を使って、
たくさんのお客様に会いにいくんだよ。
そうすると、お客様がいろんなことを教えてくれるよ。
自分で、この解釈を書きながらも感じるのは、
これらは、今でもそのまま通用する言葉なのかもしれない、ということ。
時代が変わっても、技術が変わっても、ITが進化しても、
それぞれの仕事に求められていることの本質は実は 変わっていない
およそ半世紀前の、ある地方都市の屋根材工場に掲げられた
製造 良い製品を無駄なくたくさん作れ
事務 正確とスピード
営業 積極的に足でとれ
という、非常にシンプルな言葉
自らの立場に置き換えながら、職場における今の自分をこの言葉に照らして、さりげなくふり返ることも、良いことかもしれませんね。
「時代が変わったから…」
確かに、時代の変化はあります。
何があれば、会社は競争に勝てたのか?
いろいろ変遷しているかもしれません。
モノがない時代であれば、モノを調達できることだったかも技術が普及していない時代であれば、高い技術を持っていることだったかも
しかし、今は、モノがあふれ、技術も一般化・大衆化した時代になりつつあるようです。
でも、そんな時代の変化があったとしても変わらないことがあれば、それは、おそらくとても本質的で真実なのかもしれません。
すると、会社の使命、理念、ビジョン。。。そんなことを表現する言葉も、そんな”変わらない本質・真実”に根ざしている、シンプルでわかりやすい言葉であることが大切なのかもしれませんね。
今日も一日、自らのお仕事や職場、そして会社において時代の変化があったとしても”変わらない”こととは何かをお互いに話し合いながらふり返り、そこから何を常に大切にすることが大事なのかを明らかにし、共有することを試みる一日としましょう。
今日は金曜日。素晴らしい週末をお迎えください!