今日は、8月22日土曜日です。
今日の一言「次世代への伝承」
どのニュース番組であったか覚えていませんが、 あるシーンが報道されていました。
それは、お孫さん世代ととおじいちゃん世代が お話をしている場面でした。それも、
普段の会話ではなく、おじいちゃん世代の体験談をお孫さん世代がインタビューする形でおじいちゃん世代から聞き出し、それを絵や文章に落としているのです。
“世代を跨いだ知識や知恵を伝えていこう”といった取り組みに関するニュースだったように記憶しています。 会場では、何人かのおじいちゃんとお孫さん世代の 子供たちがテーブルで向きあって話をしています。小学生らしき子供たちが、昔の話を面白そうに聞き、 紙に一所懸命にメモをしていました。
また、おじいちゃん世代も“こんなことは今まで話したことはなかったなぁ。。。”と、
とても満足そうです。 その時、おじいちゃんの体験がお孫さんの知識として すこしづつ渡されていたようです。
その時、何気に気がついたこと、実はこんな些細なことが、今の職場では求められている のかも ということです。最近の職場では“できて当たり前”という風潮があるようです。 すると“できて当たり前”と思われている社員さんは、特にその方が経験者であればなおさら、 “今更聞けないこと”が実はたくさんあるようです。
でも、できて当たり前なので聞けません。また上司が 忙しいので、さらに聞けません。
すると、そこでは社員一人一人が孤立し、また、社員間、特に世代を跨いだ社員の間では、体験や知恵の移転が起きていないのかもしれません。
職場の力は、考えや知恵がどれだけ社員間で分かち合いが されているかによることが多いようです。そんな分かち合いをすこし意図的に職場の中で起こすことも良いのかもしれないなぁ。。。と、 楽しそうに話をしているおじいちゃん世代とお孫さん
世代のシーンをみてて、ふと思った日でした。
職場の知恵 (DNA) を分かち合う話し合いに大切なことはなんでしょうか。
例えば、
“この職場では、○○○が大切だから守ること”
と言われても、あんまりピンときませんね。 その代わりに、
“自分が体験したことは、○○○だった。だからこう思うんだ。”
といった、個人の話、実際におきたリアルな話だと “なるほど”と、思うことはたくさんあるようです。すると、社内の話し合いでも、“会社”の話をするのではなく 、そこで働いている社員、一人一人にフォーカスをあてる方法が、知恵をお互いに交換し、そして次の世代につないでいくことにつながるのかもしれませんね。
“一人一人にとっての”真実”を大切にする職場” という表現もできるようです。
今日も一日、社内の話し合いにおいて、主語を“会社は”から“私は” や ”あなたは”変えてみることにより 話し合いのフォーカスをそこで働く一人一人に当てることにより、その人にとっての”真実”を大切にする一日としましょう。