今日は10月14日水曜日です。
今日の一言【聴く能力】
“The root of not listening is knowing。” (原典: Adam Kahane)
“聴けないことの原因は、知っていることにある”ある会話がうまくいかないとき、そこでは
○ 聞いているようで、聞いていない
ことがおきるときがあります。うなづいていはいるが、相手が喋り終えると、再度、先ほどいった同じことをならべ始める状態です。しまいには、自分の言葉をしゃべりながら、自らうんうんとうなずき始めたりします。これは、自分の言葉を聞いて納得している状態のようです。これが、起きる原因の一つに、
“相手より、そのことについて自分は良く知っている、正しいことを知っている”
という認識があり、
“なぜ、そもそも話を聞かなければならないのか?”
あるいは
“わたしが、それを話さなければならない”
という暗黙の気持ちがある場合に、そのようなことがおきるようですね。
最初の一言 “聴けないことの原因は、知っていることにある”を別の表現とすれば、“ある事をよく知っていることが、そのことついて、自分の「聴く」能力を下げる”ということかもしれませんね。
家庭や職場で“聞いているようで聞いていない”ことが、実は、自分自身に起きていないか、さらっと振り返ることも良いことかもしれませんね。(わたしは、かなり罪深いかもしれません。汗)
“うぅぅん、たしかに、自分は相手の言うことを聞いていない時があったなぁ。。。”
という方へのおまじない。“自分は、それ良く知っている”という認識の下にあるものとして、“立場上、それを知っているべきだし、知っていないといけない”という、別の認識が見え隠れするときがあります。
これは、自分を縛る認識ですね。本当にそうでしょうか?世の中、知らないことたくさんですよね。自分が世界一のエキスパートであるはずもありません。幼児や小学生の言葉から学ぶこともたくさんありますね。“なぁ~んだ、わたしは、まだまだ何も知らないんだ”と開きなおってしまえば、自らの“聴く能力”は、じわじわと復活してくるようですね。
今日も一日、自分がまだ知らないことが、この世界にたくさんあることをイメージし、家庭や職場の何気ない会話のなかで、自らの“聴く能力”を高めることにすこしだけ努力する一日としましょう。