ポジティブリスク

こんにちは。今日は5月25日月曜日です。

今日の一言


リスクとは、”冒険”
  
(参照元:http://research.dnv.com/skj/Papers/ETYMOLOGY-OF-RISK.pdf)


リスクという言葉、

普通であれば、

”回避すべき危険”という意味です。

リスクマネジメント、という言葉もある通り、兎に角起こりえそうな危険、障害を事前に特定し、それを潰しまくるか、回避しまくる。

それによって、ある状態を維持しようとする試みですが、

リスクには、それだけではなく

”あえて冒険する、挑戦する” という意味もある、とのこと。

15世紀ごろのヨーロッパで、人々が新大陸発見への冒険を始めるころ、

そんな、”経済的成功のために、あえて、試みる”という心情を表す言葉として、「リスク」という言葉を使い始めたとのこと。

日本語でも、”リスクをとる” という風に使われていますが、そのリスクこれを、昨今の言葉風にいえば

”ポジティブリスク”

というそうです。

すなわち、ある、ポジティブな結果を得ようとする際には、必ずなんらかのリスクに遭遇する。

たとえば

ー 新技術を導入し、生産性を高めたいが、うまく使いこなせないかもしれない

ー 新しい部品をつかい、メンテナンス性を高めたいがかえって不具合が発生するかもしれない

といったことです。

何か、新しい目標をたてる、得たい成果をはっきりさせ、そのために、新しい試みをするがそこには、様々な失敗につながる要因が含まれているけれども、わかりきった要因はどうにかするにしても、わからない要因はそれは、あえて受けるべき”ポジティブなリスクなんだ”ということのようです。

別の言い方をすると、一般的なリスクは、自分の意図とは関係なくやってきますが、「ポジティブリスクは自分の意図とともにやってくる」と、表現することもできるかもしれませんね。

  …

で、ここで、ふと思うこと。

それは、いったい、自分のポジティブリスク度は、いったいどの程度なのだろうか

ということ…

もっと具体的に言うと、自分は、”ある成果のために、あえて挑戦している”のか、”現状にて万全をきすために、管理・対応・回避している”のか、どちらなのか。

そして、また、ふと気づくと

… そういえば、そのどちらも、

”マネジメント”

という言葉でくくられているかもしれませんね。 今日は、自らの”ポジティブリスク度”をさらっと測ってみることも良いことかもしれませんね。


  • 今日の目標

以前、”無一文から億万長者となりアメリカンドリームをかなえたヨシダソース創業者ビジネス7つの法則”という本を読みました。

その中で、この会長さんが、MBAの生徒さんとやりあっている部分があり、(ネタバレ注意)

この会長さんが、”目の前にバスがあり、そのバスで隣町にいくとしたらどうする?”という問いをしていました。

すると、頭の賢いMBAたちは、あらゆりリスクを分析し、議論し始める。

  ー ガソリンの量はどうか

  ー 距離は、燃費は

  ー タイヤは

  …

 しかし、この会長さんがだした答えは、

”運転席にのって、バスを動かす”ということでした。

議論している暇があったら、まず動いてみよう、とのこと。

MBAたちは、つっこみます。”ガソリンが切れたらどうするか”

会長さんいわく、”バスからおりて、バスを押す。本気になって

一所懸命押していたら、誰か一緒に協力してくれるだろう。”

  …

この議論から見えることは何でしょうか

一つは、リスクを議論していると、いつまでも行動にうつせない

ということなのかもしれません。

そして、それは、そもそもの目標がハッキリしていないときに、より強くそうなるのかもしれません。

そして、もうひとつはポジテイブに冒険しているリスクからの失敗は、それを自分の成長の糧にできるということでもあるようです。

そして、その糧は、やってみなければ得られないという、ごく単純、自然な結論に至るようですね。

今日も一日、自分自身のなかにある願いや思いを振り返り、また、自分のとっている行動がその願いや思いの実現に繋がっているのかを振り返り、自分のなかにある、ささやかな冒険心を育て、自らの”ポジティブリスク度”を高める一日としましょう。

今日は月曜日、素晴らしい一週間のはじまりです。

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