今日は、5月12日火曜日です。
さっそくですが
今日の一言
仕事とは「させていただくこと」
以前ある方からお伺いし、心に残る言葉でしたので共有したいと思います
”仕事とは、「させていただくこと」”
どういうことかというと、
例えば、私たちの普段の仕事には、目標がある
すると、その目標を達成するのは、”この自分”ということになるのですが、
しかるに、仕事の本質は、相手が喜ぶこと、うれしく思うこと、
すなわち、相手にとって有用、有益であることを行う
こと。
だからこそ、代金をいただくことができる。
すると、本来、仕事とは、
そんな相手のために、「させていただく」という受身の姿勢、謙遜の姿勢が本来ではないかということを、今日の一言は示唆しているようです。
すなわち、お客様が社内、社外顧客であるにかかわらず、
まず、相手にとっての価値は何か
を、仕事の主軸におく、という受身の姿勢、ということのようです。
しかし、これを
”仕事での、私の目標は…”
といった感じで、自分を主軸におくと、相手にとっての価値を忘れてしまい つい、
ー 自分の能力や価値を高めること
ー 自分が定めた目標を達成すること
といったことが、自分の仕事にとっての最優先の事項になりがち…
しかし、本当に、それで良いのだろうか ということを、さらっと、やさしく、肩をポンポンと叩かられるように、諌めてくれそうな言葉が、今日の一言
仕事とは「させていただくこと」
なのかもしれませんね。
ということで、
自分にとっての、お客様は誰なのか、
私は、誰のためにある存在なのか
まずは、そこをさりげなく、でもすこしだけ深く振り返ることも、良いことなのかもしれませんね。
では、どんな時に、人は、相手を主軸に置くことを忘れてしまうのでしょうか
自分のこれまでの経験から振り返ると、二つのことがなんとなく思い当たる…
それは、
ー うまくいっている時
ー うまくいっていない時
のようです。
うまくいっている時は、つい自分の行なったことがアタリ、目論見道理と感じる。
それが、自分が実現したこと、と、つい錯覚を起こしてしまうことなのかもしれません。
本来は、自分の行ったことが、ただ、相手にとって価値があったからなのですが、
つい、その相手を忘れ、”自分が”が主語になりやすい時かもしれません。
で、もうひとつうまくいっていない時です。
何をやっても、空回り。
そんな、うまくっていない時は、顧客や相手との接触がうまくできていない時なのかもしれません。
相手の思いや気持ちがうまく掴めず、そもそも、自分の顧客が誰であるかよく見えないときそれが見えないが故に、さらに、目線が自分に集中し
”自分に磨きをかけて”
”戦略を見直して”
と、ばかりに、主語が自分になってしまっていることもあるのかもしれませんね。
本来は、ただ、自分にとっての顧客が求めていることをよく知りそれに、忠実であれば良い。
すると、そんな相手視線を一番にもち続けるために大事なことは
”うまくいっている、うまくいっていないに関わらず”という姿勢で、常に、自分にとってのお客様、自分の仕事の受け取り手を主軸におき、
「させていただく」
という姿勢で、最善をつくすことなのかもしれません。
そして、本来、「目標」とは、そんな最善をつくすためにあるのかもしれません。
今日も一日、わが仕事、わが職場、そしてわが社というそれぞれの立場から見える自分にとっての、社内の、社外のお客様は誰であるかを今一度認識し、自分の仕事がうまくいっている、いっていないに関わらず、ただ、「させていただく」という姿勢を保ちながら、今日、ここでできる最善をつくすことを試みる一日としましょう。