今日は7月2日木曜日です。
最近、ある出来事から、わかってきたことです。
“ビジョンを立てる” という言葉がある。
ー 自分自身のありたい姿
ー わが社のあるべき姿
こういうのを最初に明確にし、そこにむかって努力を する、という話ですが、 昔から
自分は、あまり、それが好きではなかった。。。
ー 何かかたぐるしい、
ー 息苦しい
ー よそ行きの服をきているような違和感
たしかに、見習うべき、素晴らしい会社や人の事例を 聞いたり、学ぶと
“あぁ~、自分はまだまだ。。”と、思い、つい、いきなり、“ビジョンを立てたい”という思いにかられることも、ありました。
エイヤでいろんなことを書いてみたり、それを具体化しようと、ジタバタしたこともありましたが、ここからが、ある事例で、最近わかったことです。 そんな思いからでてくるビジョンは、実は、“弱み潰し” にしか、ならない、ということ。
すなわち、(他と比較して)自分の至らないところ、できていないところを特定し、それを懸命に潰すという行動が、そこからでてくる。 結果、“自分の持ち味を活かす”という方向に自分の目は向かず、自分の“弱点”というところだけに目が向かい、それをどうにか克服することに躍起になり、次第に、息苦しさを感じたり、あるいは、壁にあたるような感覚をもつようです。
でも、それでは、“自分の持ち味を活かす”といった 本来の自分を伸ばすためのビジョンにはなっていないかもしれませんね。 “ビジョン”、“”目標”、“志”。。。様々な表現があるかもしれない、そんな言葉を胸に抱いているときはその言葉が自分にとって意味するものは何か、それはどのように得られたのかそんなことを、すこし振り返ってみることも、良いことかもしれません。
そんな言葉は、どのように得られるのか “他との比較”
前述の通り、弱み潰しとなり、次第に自分の元気がなくなる ようです。 では、他にどんなパターンがあるか。。。“強い思い引き起こす、ある過去の体験” というのもあるようです。
これは、他との比較よりは、強いエネルギーを伴いビジョンの実現性が高くなりますが、そこにあるエネルギーは “こうであってはいけない” という現状否定のようです。
この他にあるか、例えば、こういうパターンがあるようです。それは “こういうところを、こう使えば、できるはず”というポジティブな目論見です。
今、現実にある何か、それが自分や自社の特徴だったり 個性だったりするもの
自分自身ではなかなか気がつきにくい、強みに転換できそうな 自分や自社の
特徴やリソースそれを、どう、うまく使っていけるかを真剣に考えると そこから、
“現実的な可能性”が得られるようです。
すると、そこから見える“ビジョン”は
ー 悩み苦しむもの
ー 正義心にかられて、行動するもの
ではなく
ー “うん、これなら、実現できると思えるし、
実現できたら、すごくうれしいと感じる”
というもののようです。
そして、そんな、ポジティブな目論見を立て、実行し 成果をすこしつづ積み重ねて
いくと数年たてば、それは、かなり大きな違いとなる 。
そして、そのプロセスは、決して”苦しい”だけものではなく“楽しい”ものにも
なっているかもしれませんね。
今日も一日、日々の目標を立てる際に、自分はどんな理由から その目標を
立てているのかを、サラッと振り返り、目標達成 へのポジティブなエネルギーと
楽しさをそこに入れ込むために、自分の“こういうところを、こう使えば、できる
はず”という小さな、でもポジティブな目論見を立て、そして それを一つ一つ実現
することにより、自分自身の“ビジョン”や”目標”達成能力をさらに高める一日としましょう。