今日は9月15日火曜日です。
今日の一言「意識」
よく職場で聞かれる言葉があります。 “あの人は意識が低いから。。。”、こんな言葉を聞いたことや、自分でしゃべったことはおそらく1回ではないかもしれませんね。
それでは問いです。
□ その “意識が低い”ということは、どのようにわかったのでしょうか。
その “意識が低い”方の頭をカパットと開けてみたわけではないことは確かですね。また、仮にカパット開けてもわからないかもしれません。
また、精神分析を行ったから、わかったという方もかなり 少ないかもしれませんね。
すると 、“意識が低い”と判断した根拠は、その意識そのものではなく、その方の
“行動”や “言動”など、目に見える部分から判断されているはずですね。
私たちは、人の “行動”や、 “言動”から、 “その人の意識の程度を “低い”とか “高い”と推定をしているようです。それでは、次の問いです。
□ 人の行動や言動は、何により影響されるのでしょうか
○ 受けてきた教育
○ 周囲の人たち
○ 仕事の性質
○ 知っていること、知らないこと
○ 思っていること、願っていること
○ 蓄積してきた経験
○ その人の個性、性格
いろいろありますね。どうやら、人の行動や言動は、 “ひとつ”の要因により左右されるものではないのがわかります。
“意識が低い”という根拠から “そのような行動や言動”が表れていると捉えると、その人をかなり狭く捉えてしまう可能性があることがわかります。例えば、ある仕事がうまくいかない人がいます。 その理由は、単純に “意識が低い”からではなく、
○ その仕事のやり方をよく知らない
○ その仕事の目的を理解していない
○ 問題認識をもつきっかけを得られていない
○ やる気、動機付けのきっかけを得られていない
その人、その人により様々な理由がありそうですね。
“一つの要因”で、その人の行動や言動がわかってしまうと考えてしまうことも問題がありそうですが、同時に、その “一つの要因”で人を判断していしまうことも、その人を
あまり大事にしていない、ということなのかもしれませんね。
自分のなかで “あの人は意識が低い”と何気に思ったときは
- “自分は、何を根拠にそう思ったのか?”
- ”そう思った、その人の行動や言動は、「意識」のほかに どんなことから起こりえるだろうか
そんなことを、さらっと振り返ることも、一週間の 始まりの日には良いことかもしれませんね。
行動からのみ生まれる成長があります。ぜひ、一歩一歩の小さな行動の積み重ねから、今日も素晴らしい一日とすることも良いかも。
今日も一日、自分はどんな行動と足跡を 残してきたのかを振り返り、そんな自分を認め、受入れながら、行動を元気にイメージする一日としましょう。