今日は7月23日です。
今日の一言 「目線」
今日はすこし具体的なツールを一つ。
もし、社内において、○○さんという人と仕事を している時、
“○○さんがもっと力を発揮できるようにするにはどうしたらよいのだろうか” と、
お考え・お悩みの場合は、 これを、次のように言い替えてみましょう。
“○○さんがもっと力が発揮できるようになるために、 自分はどうあるべきなのか”
いかがでしょうか。
前者の場合は、目線は相手に向かっています。 なにかをするとしたら、相手に対して何かを働きかけようとすることになりやすい視線です。 また、こうすればいいかな、ああすればいいかな、という手法を考え付くようです。でも、それが効を奏すかどうかは、相手次第ですね。
後者の場合は、目線は自分に戻しています。 相手と自分の関係、相手の状態、自分が普段行っていること、そして、相手にとっての自分を一度頭のなかでぐるーんと
“思い返す”ことができる問いです。
そして、そこから、自分の立ち位置やあり方を見直すことが できる問いのようです。
見直すのは自分のことですから、それはすぐに行動に移すことができますね。
職場や家庭で何かがうまくいっていないとき、 自分の目線がどこに向かっているのか、相手にびたっとへばりついていないか、 さらっと振り返ることも良いかもしれませんね。
相手にへばりついている自分の視線を自分に戻すためには “考え込む”時間よりは、静かに“感じる”時間を自分に与えることが良いようです。
例えば、通勤の時間でも、 音楽を聞くのをやめ、静かに目を閉じて忙しい頭をクールダウンさせます。そして、自分が課題・目標と思っていることについて
“○○が、□□となるために、自分はどうあるべきなのか”
そんな質問を自分に問いかけてみましょう。
その場の情景・動き・そこにいる人たち、 その人たちの息づかい・気持ち・感情・言葉・ふれ合い、 また、そこにいる自分を見つめてみましょう。 きっと、良いヒントが得られると思います。
今日も一日、無意識のうちに相手をどうにかしようと してしまっている自分の視線に気がつき自分のあり方から思い返すことにより“考え込む”頭から、“感じる”頭へのスイッチを切り替える一日としましょう。