知識は活用されてこそ、その価値は顕在化する

こんにちは、今日は5月13日水曜日です。

で、今日の一言


遠くから山をみて、その山をどう登るのか心配するよりは、その山のふもとにて、まず一歩をふみだす。

(ある、お知り合いの方の言葉)


余計な解釈がいらないほど、シンプルな言葉ですが、

まさに、じんわりと、”そうだよな~”と、感じられる言葉かもしれません。

  ー 遠くから、登りたい山をみつめ

  ー しかし、どう登れるかどうか思案し、

  ー いろんなルートとか、備品とか、考えあぐね

  ー でも、なかなか踏みきれない…

そんなときは

  ー まずは、その山のふもとに行ってみる

  ー 次に、すこしだけ登ってみる   

  ー そんな現場から初めてわかることがある

すなわち、未来のことを思案し、想定し、計画し、準備することも大事かもしれませんが、だからといってそれが”だから今は、何もしない”という理由になっては、おかしな話。

そうならないためには未来を想定することも大事ですが、

  ”この今”

を、もっと大事にする、という言葉でもあるようですね。 自分にとっての、この”今”とは何かそんなことをさらっと振り返ることも大事かもしれませんね。


  • 今日の目標

で、別の視点から深堀り

私たち人間は、知識を、”知識” として、後世に伝える技を持っています。

それは、”文字” の発明により、さらにその傾向が強まったかもしれませんが、 しかし、知識は、活用されてはじめて、その価値が顕在化するものなのかもしれません。

お猿さんは、集団ごとに、餌をとる技などを”行動”で親から子に伝授することがあるようです。

  しかし、”遠くから山をみて、その山をどう登るのか心配する”

  そんな、人の行為は、その山に関するデータを集め、分析し、どう登ればよいかを、”知識”のみにて、判断しようとする行為なのかもしれません。

 あたかも、望遠鏡でその山を覗き込みながら、判断するような…

 しかし、その場にいってみないとわからないこともたくさんあるようです。

 例えば、その山の登りやすさ(地面の登りやすさ、傾斜、起伏の変化)や気候・気温の変化、植物、そこからしか見えない景色…

そして、何より、そんな”山登り”に対して、自分の体がどう順応、対応するか…

そんな、”今”、”現場”でしかわからないことを学ぶことにより、私たちは、その知識を見直し、さらに価値の高いもの(知恵)にしていくことができるのかもしれませんね。

今日も一日、日々の日常や職場の様々な場面において、知識だけで批評、判断することなく、まずは、その”今”、”現場”での現実を受け止め、大事にし、そこから学ぶこと、気づくことの一つ一つをメモにとり、見直しながら、自分の知識を知恵に変えていくプロセスを少しだけ意図し、試みる一日としましょう。

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