今日は、5月30日土曜日です。
【ビジネス・ファミリー・一言編】
“If I want to belive that someone is a fool, my mind make it so. If I want to understand why a person is behaving in particular manner, different data comes available.”
(原典:アンナ マーベラス)
いつもの通りのいい加減な訳
“もし、だれかを愚かだと信じるならば、私の心がそう形作る。
もし、誰かの、ある態度や振る舞いの、その理由を
理解したいのであれば、異なる情報が得られる。”
。。。
人と人との間におきる、様々な衝突、もめごと。
これは、もしかすると本来回避できないことかもしれない。
ほっておけば、感情に乗っ取られた頭脳により、さらに
悪化する傾向にいく。
そんな衝突やもめ事をどうにか上手に昇華させ、より
お互いが幸せにくらすことはできないものだろうか
という考えや取り組み方をまとめたものを、
□ コンフリクトマネジメント
というのだそうです。
今日の一言は、そんな話題についての本からです。
もう少し詳しく書くと、およそこのようなことのようです。
□ 自分にとって気に入らない行動や言葉が目につく
□ その行動からみて、その人を信じられなくなったり
相手を愚かと感じてしまう。
□ 相手を愚かと思い始めると、その相手がとった行動が
もう一度思い起こされ、“だから、あの人は。。。”、と
さらに相手が愚かだと強く信じこみ始める。
つまり、自分の信念がさらに相手を“愚か”であるとカタチ
づくってしまうということのようです。
この思いと感情の悪循環から抜け出すには、
□ 思い詰める ことから 理解しようとする
という風に視線を切り替えることを推奨しています。
あたかも、科学者のように、
□ 相手にとっての事実とはいったい何であったのか、
□ わたしはどう振る舞っていたのか
□ その状況で、相手がそう振る舞っていたのは
なぜなのだろうかということ
一言で表現すると
□ “なんであんなことを” から
□ “なんでだろうね~” に、心のギアを入れ替える。
すると、思い詰めていたときでは見えなかった様々な
ことが次第に見え始めてくるということのようです。
一度感情の海に入ってしまうと、人はなかなか抜けられないそれも人の性
そんなときこそ、
□ “なんであんなことを” と、眉間にしわを寄せるのではなく
□ “なんでだろうね~” と、軽い気持ちで一度受け流してみる
そんなこと小技を身につけておくことも、
幸せな家庭や職場づくりには良いことかもしれませんね。
【今日の目標】
○ ポイントは、
目線はあくまで、不快と感じた行いとそれにまつわる自分の
感情ではなく、その行いをひきおこした理由に落とす
ということのようです。
すると、類似のことわざに、
□ 改善するためには、現象だけでなく、原因(理由)をたたく
というのがあります。また、少しアングルが違うかもしれませんが
□ 罪(の原因)を憎んで人を憎まず
というのもあるのかもしれませんね。
感情は、たしかに、目の前の問題について意識を急激に
高める効果をもっています。
しかし、感情だけに自分という車のハンドルを握らせて
おくと、適切な判断ができず、迷い道に入ってしまう
のかもしれません。
そんなときこそ、自分という車のハンドルを科学者の
目線を持つ判断脳にゆずり、
“なんでだろうね~”と、
自分自身を含む、様々な理由を一つ一つ丹念に確認して
みることも良いかもしれませんね。
今日も一日、家庭や職場においておきてしまうかもしれない
様々な摩擦やもめ事について、“なんであんなことを” から
“なんでだろうね~” に、心のギアをさらっと入れ替え、
相手を責めず、理由をともに分かち合いながら、心地よい
家庭や職場であることを促す一日としましょう。
(自分で書いていて、自分の家庭を思い起こすと、
なぜが冷や汗が手のひらにじんわりと。。。(^^;))