今日は、11月3日火曜日です。
今日の一言【モチベーションが低下する時】
“敵をつくり、チームワーク力を高める?”自分がいくつか体験した職場の風景から、ふと気がついた今日の一言です。
職場において、ある部門のチームワーク力を高めるために、その部門のリーダーにより、その部門からみて“敵”となる部門を無意識や意識的かは、わからないですがつくりあげてしまうことがあるようです。
例えば、“あの部門に負けないように。。。”このぐらいなら、良い意味での競争心をくすぐるだけかもしれませんが、それがエスカレートすると“あの部門がきちんとやらないから、私たちが迷惑を被る”という非難となり、次第に“やるのかやらないのかはっきりしろ”といった言葉による攻撃や、反対に、徹底して無視とする態度での攻撃につながってしまうことがあるようです。
このような行動をとるリーダーは、それにより自らの存在を誇示するとともに、部下も同じようにモチベーションを高め、チームとしての結束力が高まることを期待しているようですが、実際には、部下からみると
- いつ、自分が次のターゲットになるかわからないという気持ちから、かなり不安感が昂じるようです。また、非難は、問題の原因を直接相手(他部門)に結びつけてしまいます。(あなたがやらないから。。。)すると、問題解決の可能性は、非難されている他に依存することになります。結果、問題解決がされることはほとんどなく
- 結局、何も解決しないじゃないという風に部下からは受け取られてしまう。
結果、ストレスに加えて、モチベーションが下がるようです。そして、このようなアプローチの一番の良くない影響は
- 部下からみて、会社全体の方向性・使命感が見えなくなるということのようです。相手を非難する・指摘するだけでは何も解決しない。それに関わらず、そんな職場の雰囲気がつづくと、部下からすると“では、なぜ、自分だけがこんなに一生懸命に働く必要があるのか”と、感じはじめてしまう。
建設的な問題解決よりは、自分の身の回りから問題がなくなることを望む問題回避に入ってしまうことにつながってしまうのかもしれません。もともとは、“わが部門の
力を高めたい”といったポジティブな意図からはじまったことかもしれないこと。そのポジティブな意図が、その通りの結果になるためには、その目的のために、日頃、自分は、どんな種類の言葉を使いどんな行為・姿勢を見せているのかということを自分が知っておくことがとても大切ということなのかもしれませんね。
おもわず非難してしまいそうな相手をピックアップしてみましょうか
□ 配偶者(大汗。。。)
□ 同僚、部下、上司
□ (思いが通じないと感じる)お客様
あげれば切りがないですね!
しかし、非難は、次のさらにエスカレートした非難しか生まない。であれば、ともに協働ながら建設的な問題解決や新たなことを創り上げることができる間柄であるためには、目指すことをあきらかにしつつ、勇気をもって相手との話合い、キャッチボールを続け“非難”という甘い罠にはまらないことなのかもしれませんね。だれしもが、心地よい家庭・職場を望んでいる。それを心に刻み込みながら。
今日も一日、自分が発する言葉、示している行いを時折、メモをとりながら客観的に観察し、そこにどんな意図や思いがあったのかを振り返りつつ、自分の身の回りから心地よい家庭・職場の風土をつくるための言葉と行いを自ら発する一日としましょう