今日は6月9日火曜日です。
今日の一言
【自信と慢心の違い】
○ ある、お知り合いの方と、話している時の話題です。
それは、自信と慢心の違い
おなじ、“しん” という音をつかう二つの言葉の違いについてです。
そこで、教えていただいたこと
□ 慢心とは、小心が引き起こす心の状態ではないかということでした。
辞書で引いてみると、慢心とは、うぬぼれ ・ 不遜な状態を指す言葉
一見すると、“小心”とは、かなり距離があるように感じますが
こういうことのようです。
□ 慢心とは、自らの成果・結果を不遜にも自慢すること
これは、
□ “俺はすごいだろ”と、自分を“認めろ”、という承認欲求に基づく
すなわち
□ なにか、自慢できる成果・結果がないと、心に不安が生じる人
つまり
□ 素の自分ではいられない、すなわち、小心である
ということのようです。
それでは、自信とは何か、自信に満ちている人は、慢心している
人とはどう違うのでしょうか。
自信とは
□ 慢心とは反対に、自らを信じ切っている状態とのこと
□ 自らの素(ありのまま)の状態を是としている
そして、そこから
□ 望む成果・結果に近づくための自己の状態、アプローチ、
プロセスを信じている
ことを指すようです。
すなわち、
□ 慢心の人=結果、成果を自慢しなければいけない小心な人
□ 自信の人=自己の状態や成果へのプロセスを信じる人
という違いがあるとのこと
具体的に、自分自身のことや、様々な人々のことを、これに
照らし合わせてみると。。。
。。。かなり、ざっくりときますね。
自分という人を、このような言葉を使いながら、さらっとふり返る
ことも、良いことかもしれませんね。
【今日の目標】
○ いつもの通り、深掘り・応用してみましょう。
たとえば、次のような言葉を考えてみましょう。
□ すごい成果ですね!!
□ すごい努力ですね!!
どちらが素直に受け取ることができるでしょうか。
自分自身であれば、“すごい努力”、すなわち、状態やプロセスを
認めていただいたほうが、素直にうれしく感じるようです。
しかし、
すごい成果ですね、となると、相手が認めているのは成果であり
自分自身はないような、どこか薄っぺらい感もなきにしもあらず、という感じ。
これに対し、“努力”を認めていただい場合は、自分そのものを
“すごい”と言ってくれている感が強い。。。
そして、“成果”が認められる環境では、“成果を自慢する”ことを
促してしまい
“努力やプロセス”が認められる環境では、“自分を信じる”ことを促すようです
すると、家庭や職場においても、相手の “自分を信じ切る力”、
すなわち、“自信力”を高めるには、成果や結果ではなく
その成果や結果を目指そうとしている状態やプロセスを
しっかりと認め続けることが良いことなのかもしれませんね。
今日も一日、家庭や職場において、成果・結果だけで自分や
人を判断・評価することなく、その成果・結果を生み出す
努力やプロセスをしっかりと認め、自己を信じ切るちから
“自信力”をさらに高めることを自分や、周囲の人々に促すことを
試みる一日としましょう。