今日は9月26日土曜日です。
今日の一言 「勇気をもってゆっくりと」 (原典:北島選手のコーチさん)
最近ある読み物で金メダルを獲得した北島選手の話を読みました。本当に沢山の金メダルそして、勇気をくれた、いろんな意味で素晴らしい方ですね。
そこで、北島選手が試合に望んだ時に、ヒョイと飛び出してきたこのコーチさんの言葉が今日の一言で、決勝前に伝えたのでそうです。 一番速く泳ぐことがミッションなのに“ゆっくりと”です。 。。。結構味わい深いかも。
どのように解釈しましょうか。
- 最後にスピードアップする体力を残すために、 最初はあえてゆっくりと泳ぐ、という勇気をもて というフィジカルな意味でしょうか
- 十分に準備をしたのだから、あとは、あせらず、 あえてゆっくりと泳ぐ勇気をもて というメンタルな意味でしょうか
いずれにしろ“ここ一番”というときにとても効きそうな オマジナイ言葉のようですね。 人は誰にでも“ここ一番”という大舞台がやってくるときがある 。できる準備、訓練はやりつくしたようなとき、“勇気をもってゆっくりと”。。。 この言葉は、人のポテンシャルを限りなく開化させる 魔法の響きを持っているようです。
昨今の風潮に“速く”と“結果”があるようです。 いわく“素早く結果を出したものが勝ち”ということのようです。本当でしょうか。そんな風潮で社会の全員が、素早く結果を出すことだけに 専念したら、どうなるのでしょうか。
“速く、早く”という言葉は、人を急かせる何かがあります。 そして、そこからは“拙速”なアウトプットがでやすいようです。また、人によっては“速く、早く”が肌に合う人もいれば、“速く、早く”により、心と体が萎縮する人も 多いようです。 萎縮からは、良い成果は得られないようです。
すると、素早く結果を出したものが勝ち”という風潮からは、 たとえば、遥か昔に作られた素晴らしい陶器や工芸品などからみられる“凛”とした、成果は得られない のかもしれません。そして、金メダルをとった選手は、だれもが、“凛”としているようです。
“勇気をもってゆっくりと”この言葉は、今のこの社会への言葉にもなっているのかもしれませんね。
今日も一日、自ら働く職場や、自らがマネージする職場において “勇気をもってゆっくりと”を少しだけ意識し、急く心や頭を鎮め、緩め、自分や部下さんから“凛”とした成果が生み出される安定した場をつくる一日としましょう。