マニュアル

今日は、9月17日木曜日です。

今日の一言【マニュアル】

“マニュアルを書いたからといって、良い会社にはならないが、良いマニュアルが書ける会社は 良い会社である。” (原典:弊社)

今日は、仕事のマニュアルの話です。

一般的にわが国では、マニュアル一部の製造業やサービス産業を除き、あまり好まれていないかもしれません。マニュアルがあると縛られるという感覚が強いのかもしれません。或いは、そのマニュアルはもともと実態と合っていないのかもしれません。

また、昨今、かなり一般化したISOという仕組みも、まずマニュアルをつくることが求められています。そこで、マニュアルを書いてはみたものの、それで何か会社にとって良いことがあったのか?とこうなるようです。

そんな場合のための今日の一言です。まずは真面目にマニュアルの利用目的を考えてみましょう。いくつかありそうです。例えば、

  • 仕事の流れのあるべき基準を作るため、必ずやること、やってはいけないこと
  • 仕事の全体像と流れを明確に曖昧さをなくす“間合い”やモヤモヤ感をなくす
  • マニュアルを使い、仕事を新人に教える社員教育のため
  • 誰かが会得した上手なやり方、仕事のツボを会社全体で共有するため

一言で言えば、知恵をカタチにして共有する道具ですね。

すると、仕事でのあるべき基準を明らかにし、仕事の全体像と流れを明らかにする、新人に教える、上手いやり方やツボを共有するといったことがマニュアルをうまく書き、使うことによりできるということのようです。

そして、そんなことが、ワイワイいいながらできるような風土をもつ会社があるとしたら、それは、きっと“良い会社”かもしれませんね。

わが社、わが職場では、どんなマニュアルや手引き書があるのか、そしてそれはどんな風に作られ、利用されているのか。そんなことの振り返りから、実はわが社、わが職場の風土が見え隠れするのかもしれませんね。

  • 【今日の目標】

それでは、そんな風土はどのように手に入れるのでしょうか。それは、複数の人により、まず、マニュアルを書いてみることのようです。当然のこととして、仕事の基準や流れについての認識や考えの違いが現れてきます。この“違い”は、マニュアルを書き出すことにより表面化しますが、実はそれは見えていないだけでずっと、そこに、存在しているようです。

この目に見えない“違い”が、無用な誤解や行き違い考え方のすれ違いにつながり、空気や風土の”澱み”につながることあるようですね。良い風土を得るには、まず、そんな“違い”を認識し、お互いに認め合い、そこからどうあるべきか、何が大本の目的なのかを話し合うプロセスが良いようです。

そして、マニュアルはそんな話し合いをカタチにすると良い道具になりえるのかもしれませんね。

今日も一日、職場や家庭において、それぞれが認識している仕事の一覧、そしてその流れをカタチとして書き出し、お互いに確認しあうことから、モヤッと感ないスッキリとした職場をつくる一日としましょう。

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