今日は11月17日火曜日です。
今日の一言【一致団結】
ある社長さんの、こんな言葉を聞いたことがあります。“わが社は、人がこれだけしかいないのだから、みんなでカバーしあいながら、一致団結でいこう!”この言葉は、一見美しいのですが、いくつかの問題点があるようです。
○ 一致団結って何? 具体的に何をすれば良いの?すると、どうなるの?
○ カバーしあうって、何? 具体的に何をすれば良いの?すると、どうなるの
というところが明確に示されないと、この社長さんの言葉からは意図した具体的な行動はうまれてこないことが多いようです。
一人だけ目立つことをさける集団心理の側面もあるようです。もっと悪いことに、期待した社員さんの”一致団結”の行動が見えないと、社長さんは、“おれは、みんなに伝えたはずなのに、なぜみんなは、わからないのか?”と社員の心を読み出し、疑念を抱きはじめるようです。
社員さんにとってみれば、はなはだ迷惑な社長さんになってしまうようです。
○ 思いは、目で見える行動を通して始めて通じるようです。
人の思いは、それだけではとても伝わりにくく、また理解が一致することもまれです。
でも、行動は伝わりやすく、また理解も一致しやすいもの。普段の職場で自分は思いだけで話をしていないか、振り返ることも良いかもしれませんね。
例えば、“一致団結”や“カバーしあう”ということをなぜ、そうなのか、それは具体的にどういうことかまた、それをすると会社や自分にどんなことがあるのかといったことを、事前に話し合い、お互いに腹に落とす場面があると、まったく違う展開になることが多いようですね。
今日も一日、自らの思いや考えを、目でみえる、耳で聞こえる具体的な言葉と行動を通じて表現することにより、お互いに納得感の高い、スッキリした職場をつくる一日としましょう。