今日は、6月1日月曜日です
○ 今日の一言
“上司が部下より能力が高ければ、本来、部下は必要ない”
どこかで、ある社長さんの言葉として聞いた記憶がある言葉です。
この言葉の意図は、本来、自分より優れた人たちがこの世の中に
たくさんいるその優れたところを発揮していただくために、一緒に
同じ職場で働いていただくことが基本。
もし、自分の方が優れていると思うのであれば、
最初から人を雇う必要はないはず。全部自分でやれば良い。
ということのようです。
この社長さんはつづいて“だから、わが社で一番できていないのが、
この私です。うちの社員は全員私より優秀なのです。”とも、言い
切っていました。
冷静にみて、それが本当に事実であるかかどうか、という
つっこみを入れたくなるような気もしますが
組織を束ねる者としての基本的な”姿勢”について
語っている言葉のようです。
それは、組織を束ねる者として、日々、
○ 自分のいたらなさについて振り返る
○ 共に働く仲間の能力を認め、感謝する
という姿勢のことのようです。
そして、おもしろいことに、そういう姿勢を維持している
社長さんだからこそ、その人のもとに、
本当に、“優秀な人”たちが集まってくるということもあるようです。
家族に、共に働く仲間に、自分は日々どんな姿勢であるのか
今日の一言はそんな振り返りをさせてくれそうな言葉かもしれ
ませんね。
(ちなみに、私は自分の嫁さんには全然できていないようです。。。!)
【今日の目標】
○ もう少し深堀りをしてみましょう
○ 自分のいたらなさについて振り返る
これは、自分にダメ出しをすることが目的ではなく
出来ていない点を見つける、という手段を通じて、さらに自分を
高めよう、という目的がこの言葉の本来の意味のようです。
○ 共に働く仲間の能力を認め、感謝する
これも、いきなり、社長より優れている点が発見できるとは限らない。
しかし、必ず自分より秀でている点があるはず。
それを信じ、見つける努力をし続けること、成長する機会を
与えつづける、ということでもあるようです。
よく言われる、社長の器がその会社の規模である、という言葉
今日の一言に解釈すると、
それは、自分より秀でている人をどれだけ集め、束ねることができる
そして、それができている・できていないが、その社長さんの
自分であるのかということなのかもしれませんね。
まわりに流れる“場の空気”を決めるということかもしれません。
家庭や職場において、自分のまわりには、自分より秀でている
人たち、という姿勢をさらっと心のなかにおき、その秀でている
ところを心に描き、感謝しながら、普段の何気ない言葉や行動を
少しだけ変えてみるとしましょう。