問題とジレンマ

今日は、10月30日金曜日です。

今日の一言【問題とジレンマ】

“問題とジレンマ”を区別する、職場でよく聞かれる言葉に“これは問題だ”という言葉があります。そして、いくつかの解決のための選択肢があり、どれを選ぶのかで悩むときがあります。議論が紛糾し、なかなか前に進めないときがあります。そんなときは、“なぜ、前に進めないのか”を振り返ってみましょう。 

例えば、

  • 問題の原因がまだ、よくわかっていないであれば、やるべきことは、原因をもっと調査しようということになります。
  • 何に基づいて判断してよいかわからない  
  • なすべきことはわかっているが。。。という場合は、そもそもの判断基準の問題です。

すると、「問題」と言われるものに、二つの種類があることが見えてきます。

  • 事実に基づくもの
  • 判断基準、価値基準、考え、意見に基づくもの

これを分ける意味で、前者を問題、後者をジレンマと読み分けることがよいようです。普段の会議や話し合いで、「問題だなぁ。。。」という言葉がでてきたときそれは、事実に基づくものなのか、人の考えや意見、判断基準などに基づくものなのか話し合いをしている全員で振り返ってみることもよいことかもしれませんね。

  • 【今日の目標】

問題は事実を知り、それに対応すれば解消します。しかし、人の意見や考えの不一致などに基づくジレンマは、話し合いで“問題”を解消したと思っても、常に“再発しやすい”という特徴をもっているようです。根っこの考え方の不一致が解消されていないからです。また、意見や考えは、一見、もっともらしい“事実”の仮面をかぶっていることもよくあるようです。(例:“○○によると、こうなんだ”、といっているのは、実は、自分がそう信じたいから)

そんな時こそ、その不一致にまっすぐ向き合う意識をお互いに持つことがよいのかもしれませんね。

今日も一日、普段の職場で「問題だ」と思っていることは「事実」に基づくのか人(自分)の考えや意見に基づくのかをさらっと振り返り、話し合いの場において、その“基づくもの”をお互いに確認しあい、共有することを試みる一日としましょう。

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