型破り

今日は、7月29日水曜日です。

今日の一言 「型破り」

「形を持つ人が、形を破るのが型破り。形がないのに破れば形無し。」

(原典:中村勘三郎氏より、無着成恭氏の言葉とのこと)

これは文字通りしっかりとした形を確立した ものが、そこに新たな創造を加えると型破りとなるが、形がないままいろんなことをしてもそれは 形無しにしかならない ということをさしている言葉のようです。

それではその“形”とはなんでしょうか。一つの考えとして “源流” というのがあるようです。 例えば、こんな感じです。

①会社のなかで良い仕事をしたい 、良い仕事をするためには、良い話し合いが必要

 良い話し合いをするためには、話し合いがうまくいくためには、ドッジボールでは

 なく、キャッチボールである必要がある

②キャッチボールでは、相手のレベルにあわせて相手がとれる玉を投げることが必  

 要 。そのためには、相手の力量と立ち位置を確認し相手がとれそうな玉を相手の

 胸の位置に投げることが 必要 。

すると、職場におけるキャッチボールもまずは、相手の力量と立ち位置をお互いにまず“認める”こと。これが良い職場の一つの“形”になるようです。“認める”と言う基本の形、動き、考えがないまま、型をやぶり、流行りのビジネススキルや、ツールでとりつくっても結局は“形無し”になってしまう のかもしれません。認め合うことが自然にできていればこそ、様々な新しい取り組みの効果も高まるようです。

日々の家庭や職場において、○○をしたいという言葉に対して、それは何に基づいているのか。また、そんな言葉で様々な“源流”を話し合いながら探索してみることも、あるべき“形”についての互いの意識・認識の共有に、良いことかもしれませんね。

  • 【今日の目標】

安定した源流があるから“型破り”も安定してできる。この考えは、他の様々な場面でも応用できるようです。

例えば、リーダーシップ 。リーダーたるもの自らのビジョンを明確にし、 高い志をもってという言葉は、たくさん聞くことができます。

しかし、そんな表面に見える“形”ではなく、源流としてのリーダーの“形”とは何かこれを掘り下げていくと、 その一つに良い意味での“開き直り能力”である ことに気がつきます 。開き直り能力が低いと予想外の場面に直面すると 、それを受け入れることができず、自分や部下を責めることがあるようです。

開き直り能力が高いと、様々な場面においても“安定感”の強いリーダーシップを発揮することにつながるようですね。 もちろん、この他にもリーダーシップには様々な源流があるようですね。

今日も一日、家庭や職場において、自らが目指している こと・目標について“それは、何に基づいているのか”を問いながらその源流を明らかにしながら、自らに安定した“形”を与える一日としましょう。

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