強化ポイント

今日は、6月23日火曜日です。

あるお客様との関わりのなかから、ふいと、思いついたことがネタです。

よく、  「目的 と 手段」 という言葉がありますね。

これを、もうすこし延長させると

  「目的 ー 手段 ー 行動 ー 成果 」 と、なるわけですが、

例えば、会社のなかで、だれかが、だれかに、仕事の状況を聞くときは、

この流れの、”逆順” で、聞いている(つっこんでいる) ことが多いかもしれません 。

すなわち

   ー 成果 : できた? 

   ー 行動 : やっているの?

   ー 手段 : どうやろうとしているの?

   ー 目的 : 何をやっているの?

という流れ。

たしかに、成果や行動は、物理的に目でみて確認ができ反対に、手段や目的は、

目で見えるものではなく、頭で 理解するものなので、どうしても、物理的に目で  見えるものに飛びつくことは 理解はできる感はありますが、

    できた? 

    やっているの?

    どうやろうとしているの?

    何をやっているの?

と、段々とエスカレートして聞かれると、具合はよくない ですね。

では、どうやったら、相手にとっても心地よい問いかけ あるいは、ツッコミができるのでしょうか。 単純に順番を逆にしたとしても、あまりいい感じではない。。。 で、 ふと、気がついたこと。

   目的 ー 手段 ー 行動 ー 成果

には、実は隠れた要素がある。。。  それは、どうやら。。。

   (願い)→ 目的

   (根拠)→ 手段

   (動機)→ 行動

   (能力)→ 成果

の、ようです。  すなわち、

  ー  目的が存在するからには、その根っことなる思いや願いが

    あるはず。

  ー 目的への手段を講じるからには、その手段があてずっぽで

    いい加減なものではなく、根拠のあるものである必要があるはず 。

  ー 手段が行動に全力で展開するには、そこに、その人なりの動機付けが

    必要なはず。

  ー 行動が成果につながるためには、そこにはなんらかの知識、スキル、

    仕組み、すなわち能力が求められるはず 。

ということかもしれません。

別の表現をすると、  「願い、根拠、動機、能力」といったものが存在しなければ

いくら、「目的、手段、行動、成果 」につっこみをいれてチェックしても、やはり

結果はでない ということでもあるかもしれませんね。。。

ということで、 今日、自分がやろうとしている仕事 その、

    目的 ー 手段 ー 行動 ー 成果

を考えたときに、 その、底辺に、やや見えにくくも、実はとても大切な

    願い ー 根拠 ー 動機 ー 能力

に、さらっと視点を落とし、 さらに成果、結果がうまれるためには、どこが本当の自分にとっての強化ポイントなのかを振り返ることも、 良いことかもしれませんね。

  • 【今日の目標】

○ では、まずは、自分への問いかけ、という感じで展開してみましょうか。

  自らが担っている、ある仕事をイメージして、自分への問いかけです。

    □ 願い → 目的

  それは、どんな願いや思い、課題認識、あるいは【やらねばならない】ということ

  に基づくのか ?

    □ 根拠 → 手段

  その目的への手段として、その手段が妥当、適切である根拠とは何か ?

    □ 動機 → 行動

  その手段を行動に移す際、自分にとって必要なエネルギーや動機付けは

  何か ?

    □ 能力 → 成果

  その行動から成果が得られるためには、自分にどんな知識、スキル、手法が

  必要なのか ?

  こんな問いかけを繰り返していると、それに、うまく答えられない自分が

  いるかもしれませんね。 すると、そこが、案外、仕事を行う上で、普段から

  感じている、モヤモヤポイントでもあるようです。

  また、

    できた? 

    やっているの?

    どうやろうとしているの?

    何をやっているの? 

  と、表層的に自問自答し、焦りにも似た乾いた感情を抱くよりは、 なにか

  もっと自分の深いところにアクセスができ、 “あぁ~、自分はここがまだよくみえ

  ていないんだなぁ~” と、自己を客観的に振り返り、強化ポイントが明らかに

  なるのかもしれません。

  で、自分への問いかけとして、これが有効であれば 表現を柔らかくしたり、

  問いかけをもう少し細かく刻む ことにより、仕事仲間や部下への問いかけにも、

  案外つかえるのかもしれませんね。

  今日も一日、わが職場・わが社において、自分が担っている 仕事の

    目的 ー 手段 ー 行動 ー 成果の、下にある

    願い ー 根拠 ー 動機 ー 能力に焦点をあて、

  まずは自問自答をさりげなく繰り返し、自己の力を高めるための

  具体的なポイントを明らかにしていくことを、すこしだけ試みる一日としましょう。

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