こんにちは。今日は、5月21日木曜日です。
今日の一言
「前提として、自分のなかに何かがなきゃ、いけない」
(原典:筑紫哲也)
仕事で移動している際に、ひょいと買った週刊誌のあるところに書いてあったことばです。
もっと、わかりやすく書くと、
何かを表現するためには、前提として、自分のなかに何かがないと、いけない
ということ。 すなわち
□ カタチだけの表現では、相手には伝わらない
ということを示唆している言葉ようです。
□ ごく一般的に表現されていることを繰り返しても相手を感動させることできない
□ 決まりだから、ルールだからと繰り返しても相手が心から納得させることはできない それよりは、
□ 自分の言葉として、語りかけることが大事
そのためには、
「前提として、自分のなかに何かがなきゃ、いけない」
とのこと。
そんな、自らの言葉をひもとく、練り上げるための自分のなかにある、自分らしい”何か”…
自分が、”自分のこととして、心から伝えたい何か”…
一体それは… そんなことを、朝一番、さらっとふり返ることも良いことかもしれませんね。
講演会、研修などで、繰り返し体験することは、通り一遍の話をしている時よりは”ところで、自分の話をしていいですか?”と、お聞きいただいている人に問いかけると、会場の空気がさっと変わることです。
”お、何かおもしろいことを言い始めのかな”という風に、お聞きいただいている方の目線がキリっと変わるのです。
そこには、”頭”ではなく”心で聴こうとしている”人たちがおられる感じがします。
そこで、自分のリアルな体験、そこから感じる様々なこと、自分なりに解釈したこと、そして、自分として強く思うこと、願うことをゆっくりとお話すると
そんな言葉は、”頭” をバイパスして、聴いておられる方の心に直接届いている…
そんなことを幾度となく体験しました。
おそらく、講演をお聞きになっている立場でも同じようなことを体験された方はおられるのではないでしょうか。
そして、これは、講演会とか研修の話に止まることではなく私たちの日常においても日々おきることなのかもしれません。
□ 親から子への言葉として
□ 上司から部下への言葉として
□ 社長から社員全員への言葉として
そんなときに使う言葉が”通り一遍”の説教ではなく、”ルールや方針だから”という指示や命令ではなく相手の頭をバイパスして、相手の心に直接アクセスできる言葉であるためには、
”自分と相手を包含できる大事な「何か」”を、見いだしそれに、日々、磨きをかけていることが大事なことのかもしれませんね。 今日も一日、家庭や職場の日常において自らが使う言葉が相手にとって、どのように響いてる言葉なのかをさらっとふりかえり、自分にとって、そして相手にとっても等しく大事な「何か」をふり返り、その”大事”なことを自らの言葉として相手に語りかけることを試みる一日としましょう。