質問のしかた

今日は7月22日です。

今日の一言「質問のしかた」

最近、気がついたことをさらっと。 話合いのスキルの一つに、傾聴があります。 そして、聴いているだけでなく、問いかけもあります。問いかけには、いろんな種類があるようです。

例えば、頭が痛くなったので、お医者さんに行った します。そこで、

 患者:  “頭が痛いんです。”と、先生にいったところ、

 先生:① “そう、どこがどんな風に痛いの?”

と、問いかけられる場合と、

 先生:② “なるほど、頭が痛いということですね。ところで 最近、お体や生活の

      調子は全体的にどう?”

①と②それぞれ問いかけられる場合、 問いかけられた方(患者)の頭脳の動きが違うようです。

①では、頭痛の症状について話がどんどん細かくなります。

②では一度、”頭が痛い自分”というのを一歩さがって見ることができるようです。

この一歩下がる感覚で全体を“思い返す”ことにより 自分自身やお医者さんにとっても、治療にとても役立つ情報が得られるかもしれません。

たとえば、普段の生活態度、運動量、食事、ストレスなど いろんなことを“思い返す”ことができます。 もし、単に頭痛の症状だけを話し合っていれば、症状を緩和する薬を出すだけになってしまうかも。

この問いかけのささやかな違い で、このささやかな違いは、家庭や職場において

結果として大きな違いに結び付くことがあるのかも しれません。

  • 【今日の目標】

①の質問、どんどん細かいところに前進していく 、その質問を、仮に、つっこみ質問とでも呼びましょうか。②の質問、一歩さがって、全体を見直すような質問を思い返し質問とでも呼んでみます。

つっこみ質問では頭の動きが直線的となり、一つのもの しか見えないようです。   思い返し質問では、問われた方の頭が一度リセットされたような感覚を持ち、そこから、自分自身を大きく“思い返す”ことができるようです。

そこから、心、頭脳、行動が活性化される感覚が あります。つっこみ質問だと、視点や思考がだんだん固定されてしまうのかもしれませんね。

今日も一日、普段の会話のなかで、自分は、つっこみ質問と、 思い返し質問をどんな割合で使っているのかを振り返り、お互いの頭と行動がより活性化されるための対話を行うようすこしだけ意識する一日としましょう。

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