「深く」息を吸い込む

今日は7月15日水曜日です。

今日の一言 “Breath In”  ( “深く”息を吸い込む)

この言葉は、ある世界企業の経営戦略を立てる部門で 使われている言葉だそうです。 石油関係の企業なので、現時点での様々な状況に 基づき、これからの世の中がどのように変化していくのかをいくつかのシナリオを立てる部門です。

そこで、いろんなデータを集めたり、様々な場所を 訪れ実際の状況を調べたりするわけです。そのような調査を行うことを  Breath In  ( “ゆっくり、深く”息を吸い込む)という、調査結果に基づきいくつかのシナリオを立てて、それに基づく戦略を提言することを Breath Out ( “ゆっくり、深く”息を吐き出す) というそうです。

ここで、おもしろいのは、 調べる、測る、観察する という行為をまとめて一言で表現する際にBreath (呼吸、息)という言葉を使っていることです。 調べる、測る、観察であれば、それは、どちらかというと目で見て調べる、視覚的なことが多い。 それを敢えて、目で見えない、空気を相手にする言葉、Breath、呼吸 ということばで表していることです。

おもしろいですね。そのヒントは、実際に “Breath in” 深く、ゆっくりと息を吸い込む時、人の行動にあるようです。実際に Breath in をやってみると人は、 “目をつぶりながら”息を深く吸い込んでいることが多いようです。

これは、かなり無防備というか無条件な状態です。 心が無となり、すべてを、受け入れる状態ですね。人は、調べよう、測ろう、観察しようとする際には案外自分の興味のあるもの自分にとって心地よいもの、あるいは都合が良いものを心が無意識に選択し、限定していることが多いようです。

つまり、自分が選んで “調べる”という状態そのような状態に陥らないように、選択・限定することなくすべてを受け入れて物事を “知る”状態が良いそのためには、一度目をつむり心を無にして  Breath In 。。。 “ゆっくり、深く”息を吸い込む ということが大事、ということを表しているようです。

自分視点になりがちな忙しい心をリセットする ためにも、 目をつぶり、ゆっくりと、深く息を吸い込むBreath in も案外役立つかもしれませんね。

  • 【今日の目標】

普段の会話でも、この Breath in は使えそうです。大体において、私たちは、自分が好きなこと、心地よいこと、都合が良いことを聞き、そうではないことは 聞きいていないようです。

例えば自分が同じことを繰り返し相手に喋っている のであれば、それは、少なくとも相手にとっては “聞いていない”と同じことですね。 

それでは、好きではない、心地よくない、都合が良くない ことが耳に届いてしまったらどうしましょうか。そんなときこそ、一度目をつむり、心を無にしてBreath In 。。。

“ゆっくり、深く”息を吸い込むことが良いかもしれませんね。

☆ 最後まで読んでいただき、ありがとうございました。☆

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