事実と問題の違い

今日は7月17日です。

今日の一言「事実と問題の違い」

“A problem is a difference between things as desired and things as perceived.”

(原典: Donald C Gauge, Gerald Weinberg)

いい加減な訳

“問題とは、物事の望ましい状態と、その現状への感じ方の差である。”

一般的に問題とは “理想と現実の差” と言われています。つまり “問題とは、物事の望まれている状態と、事実の差である。”という表現が一般的のようです。しかし、

ここにすでに落とし穴があるようです。 現状・現実は、客観的事実に見えますが、実はすでに “その人にとっての現状・現実”であることが多いということのようです。

歩道に穴が開いていた、という事実をみて

  ○ 子供がつまづいて怪我してしまう、問題だ と感じる人もいれば

  ○ 道路管理はどうなっている、問題だ と感じる人もいるようです。

同じ “事実”をみても、その事実をどのように “受け止めた”か、 感じたか、により、そこから引き出される “問題定義”はまったく異なることが多い ということのようですね。

日々の生活や仕事で “これは、問題だなぁ。。。”と感じた時、

  ○ 確認できた事実とは何か

  ○ その事実の “自分の受けと方”、”感じ方”は何か

を、さらっと自己分析してみることも良いかもしれません。 もしかすると、そこには、自分なりの “信念”“強い思い(込み)”が隠れていることが、わかるかも しれませんね。

  • 【今日の目標】

解決策は問題をどのように定義したのかにより大きく 異なります。 職場で “これは問題かなぁ”という言葉がでてきたとき、それは、どんな “受け止め方”によるものなのかをまずお互いに共有する話し合いが、納得感の高い解決策を得るために重要かもしれませんね。

また、そんな話し合いからお互いの “意外”な側面を知ることができたり、 “あぁ、だからこの人はいつもこう判断するのね。。。”という理解が得られたりするかも。

今日も一日、家庭や職場において “事実と問題は違うんだよね。。”ということをお互い理解し、一人一人の問題認識の違いを受け止め、楽しみながら、納得感の高い解決策をお互いに探しあう一日としましょう。

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