今日は8月18日火曜日です。
今日の一言「 仕事の教え方」
これは、あることから得った気づきです。例えば、上司さんが部下さんや新人さんに仕事を教えるとします。 すると実はそこには二つの“仕事の教え方あるようです。
一つ目は
□ 仕事の流れを教えるという教え方
すなわち“最初にこれをやって次にこれを入力して、そして次は。。。”という風に一連の作業の“流れ”教えるというもの。
二つ目は
□ 仕事のやり方を教える という教え方
すなわち“こういう時には、こんなことに注意しこういうことを確実に把握、理解しながら。。。” という風にどう確実に、効果的に仕事の目的が達成 させることができるのかというものです。
この二つ似ているようでその違いは結構本質的かも しれません。
例えば
□ 仕事の流れを教える という場合
仕事の順番、仕事での“やること”、作業、活動が主たる関心事になります。 従い、上司さんも部下さんも“言われた通りやっているか?”ということに目がいきそうです。 また、この場合、仕事の“中身”への理解は二の次になりやすい。
しかし、
□ 仕事のやり方を教える という場合
仕事のうまいやり方、こつ、陥りやすい間違いといったことが、主たる関心事になるようです。 従い“うまくできているか?”ということに目がいくのかもしれません。 また、この場合仕事の“中身”を理解することが必須になってくるようです。
職場において当たり前のようにある“仕事を教える” という風景。でもそこには、実はこんな些細なでも本質的な教え方の違いがあるようです。 今日わが職場・わが社では、どちらの“教え方”が多いのか、さらっとふり返ることも良いことかもしれませんね。
この2つの教え方の違いは、どこから生まれてくるか。
例えば、 上司さんがその仕事を熟知しとてもベテランである場合、その方にとって、“仕事のやり方”は当たり前すぎてしまうかもしれません。 するとその当たり前すぎることが自分にとって盲点となり、かえって、“仕事の流れ”だけを教えてしまうことがあるかもしれません。
また、この反対に 教える側も実はよく理解ができていない場合においても “仕事の流れ”だけを教えることにもなるようです。これは“仕事の流れ”は、いわば、仕事の中身を入れるべき“箱”ですから、その箱の取扱いだけを 教えればそれで“教えた”事になるようです。(でもそのように教えられたからといって結果が 出るかどうか?)
では、どうすれば良いか 。確かに仕事の流れは大切ですが、もしその仕事の 流れで結果も出せているのであれば“そもそも、なぜ、結果が出せているのか?”と改めて自らに問い直す。もし、結果が出せていないのであれば、仕事の流れを細かくいじり始める前に“結果を出すために、本質的に不足していることは何か”と問い直すことかもしれませんね。
すなわち、“流れ”の中身、しっかりと“中身”を入れ、目的とする成果を得ることが大事ということのようです。
今日も一日、わが職場、わが社における、仕事の教えか方の状態、また、なぜ、その教え方になっているのかをさらっとふり返り、仕事の流れと同時に、本来仕事が達成すべき目的と成果を見据え、そこにむかってどう工夫をしていくのかということを、立場をこえて話し合い、さらに、“上手に仕事を教えることができる”組織であることをさりげなく目指す一日としましょう。