今日は11月10日火曜日です。
今日の一言【問題解決】
“問題を解決することがイコール悩みの解消ではない。” (原典:下園荘太)
なにかに悩んでいるとき、通常、なにかの「原因」によりそれは引き起こされています。すると、その「原因」を除去したくなります。しかし、多くの場合、自分ではどうにもならない場合が多い。だから、「悩む」ということにつながるようです。そして、これエネルギー浪費状態です。
例えば、
○ 原因である、他の人の意識や行動を変えようとする
○ 原因である、自分の性格を変えようとする
○ 原因である、現実を変えようとする
なんとかしようと頑張る。。。でも、どうにもならない、さらに気持ちのエネルギーが
ダダ漏れ状態になるというサイクルにはまる時がありますね。
私もかつて、頑張りました! 。。で、もう少しで、自分も壊れそうになりました!そんな時に効きそうなのが、今日の一言のようです。
人が“悩みが消えた”と感じるポイントはいくつかあるようです。
○ “もう、いいや、そんなもんだ” と、開き直る
○ “考えるのはやめよう”、と、別のことに集中する
○ 新しい事実や、だれかの一言で視点が変わる
○ 別のうれしいことがおこり、今の悩みはどうでもよくなる
例えば、過去と人は変えられないが、自分は変えられるという言葉がありますが、
でも、私の場合は、やっぱり自分の性格を変えることはできていません。でも、それでいいと思っています。“いいじゃん、それで。自分なんだから。”と開き直り、自分で自分を許可しています。(自分否定はつらい)そう思うことで、エネルギーを取り戻し、
“そんな不器用な自分でも、うまくやっていける自分専用の方法、やり方、道具をつくればいいだけのこと。”と考えています。
それで、少しうまくいけば、さらにエネルギー回復です。うまくいかなくとも、それは自分の性格の問題ではなくやり方の問題にしています。私はこれを“自分取扱い技術”とよんでいます。日々の生活や職場で、なにか課題や悩みを感じたときそれにより、自分は、それをどう捉えているのか、自分のエネルギー状態にどんな影響がでているのかをさらっと振り返ることも、良いことかもしれませんね。
仕事の現場では、なにかトラブルがおきると、その原因を究明し、その原因を除去したり解消することが、トラブル再発防止には大事です。そして、得てして、同じような考え方を、自分の課題や悩み解消にも当てはめてしまうことがあるようですね。でも、その考えでは、下手をすると自分自身が解決すべき対象になり、心のエネルギーが空っぽになってしまいます。
根本原因が解決して、悩みが解消した! という人は案外少ないようです。大事なのは、次の一歩を踏み出すための心のエネルギー。そして、自分で”できること”一つ一つをやっていく。それには、“開き直り”と”うれしいこと”が効くようですね。
今日も一日、物事を“完全に”解決しようと思い込むことなく自分の心にエネルギーを充満させながら、今できる、自分だからできる小さな、でも具体的なことを行う一日としましょう。