こんにちは!今日は、5月7日木曜日です。
いきなりですが、今日の一言です。
”方針がないと、すべては問題解決に至る”
(原典:不肖、わたし)
”元気な会社”と”そうではない会社”の違いが、この一言にあるのではないか
ということです。
方針と問題解決、あえて極端に短く表現すると
□ 問題解決
ー 目の前に、なにかよろしくないことがあるので、それを解決すること
□ 方針とは
ー あるべき姿をはっきりとさせ、その実現に向かって動くこと
例えば、
ー なんらかの不良、不具合が発生
ー ある社員さんが、期待通りの動きをしなかった
といったことがある。
これが、”問題”だと認定されると
ー 不良、不具合を改善する
ー 社員さんに訓示をする
ということがあり、それが実施されると、とりあえずそれで終了となってしまいます。
得たい成果は、”問題が解決すること”であったはず。
しかし、その方針が例えば
ー わが社では、不良率を○○%以下にするんだ
ー わが社の社員は、○○○という人なんだ
となると、
問題解決の先に、さらに追求していく目標があるということになるようです。
そして、ここから垣間見えることは、
問題解決では、立場により、何が問題なのかがぶれてくることが多いということです。
”それは、うちの問題じゃない…、むしろ…”
といった議論。
しかし、方針がはっきりとしていると、それは、組織全体で、”ひとつのもの”となることが多い。
ここから、
”ひとつのもの”を共有している組織は元気になる
ということがみえます。
一方で、方針が問題解決に終始していると「一体なにが問題なのか」というボールの投げあいが多発し、次第に人と組織は元気をなくしていくのかもしれませんね。
ということで、
わが社、わが組織において目指している”ひとつのもの”
とは何かを、さらっと振り返ることも良いことかもしれませんね。
【今日の目標】
○ この話を、マルっとまとめると、
方針では、あるべき未来が行動基準となる
問題解決では、今、目の前にある問題が行動基準となる
ということなのかもしれません。
そして、そのあるべき未来がよくわからないと、人は今、目の前にある問題に囚われるようです。
そこで、ここでもうひとつポイントとなることがあるようです。
それは、
ー ”問題解決”は、負荷と捉えられることが多い
ー 「あるべき姿」の実現は、価値と捉えられることが多い
ということ。
そして、人はある物事を負荷と捉えると、それを次第にやらなくなる、ということにつながるようです。
しかし、
”あるべき姿”に共感ができていると、人はそれを大事な価値と捉える
こととなり、その”あるべき姿“を実現することへの取り組みは継続、向上していくということなのかもしれません。
ここにも、
方針がある会社は元気になり
方針がはっきりしない会社は不機嫌になっていく
ということのもうひとつの理由があるのかもしれませんね。
今日も一日、わが社、わが職場における、目指している”ひとつのもの”とは何かを振り返り、日々の仕事や日常の問題解決、その向こう側にあるお客様と会社の仲間全員で感じられる、うれしい・楽しい・かっこいい・暖かい・すごい・をさりげなくイメージし”あるべき姿”の輪郭を感じ取ることを試みる一日としましょう。