今日は、6月26日金曜日です。
あるお知り合いの方と趣味のことについてお話をしていました。
その方の趣味は海の生き物を自宅で飼うことです。淡水ではなく、塩水です。
なかなか、マニアックな世界のようです。上手に飼うためには、様々な工夫が
必要とのこと。うまくいっていると、そのことについてとてもうれしそうに
お話をしてくれるのです。
そこで、ふと、思いついたこと“人は、「こうだろう」と思ったことが、その通りに
なると快感を覚える。”ということかもしれない。。。いわゆる仮説が証明された
ときのことです。
□ こうすると、海の生き物はもっと元気になるかも
□ じゃ、機材を探してやってみよう
□ 実際にやってみたら、思った通りだ
□ “うん!”
という感じかもしれません。これ、普段の生活でもたくさんあるかもしれませんね。
例えば
□ 料理の味付けでの新たな工夫
□ オフィスのレイアウト替え
□ 新しい抜け道を試す
□ 事業名、商品名づけでの工夫
いろんな場面で、私たちは、これまでの経験に基づき“こうかもしれない”と
思うところがあり、それが真実であることを確かめたいという欲求があり、
その欲求が満たされると、快を感じるということなのかもしれませんね。
すると、職場においても、そんな、自分なりの工夫(仮説検証)が、たくさん、
かつ安全に行うことができる職場が、案外、活き活きとした職場づくりのひとつの
大切なポイントなのかもしれませんね。
また、“こうかもしれない”と思うことが、実はそうでもないことも多いことも事実。
そんな時、“あれ、何がまずかったのかなぁ。”と自分なりに思うもまもなく、いきなり上からどかーんと罰せられると、どうでしょうか。次の“こうかもしれない”と思ったときの、行動へ歩みはぐっと重くなってしまうということもあるのかもしれませんね。
わが家、わが職場では、家族、そして職場の同僚がそれぞれ感じている、“こうかもしれない” という工夫のネタがどのように扱われているのかそんなことをさらっとふり返ることも良いことかもしれませんね。
“こうかもしれない”と思う前には、それなりの経験をつむ必要があるようです。
ですので、まずは
□ とにかくやってみる(やらせてみる)段階があるようです。この段階では、
まずは行動への承認というフィードバックが良いかもしれません。
そして、この段階からは、その人なりの経験というアウトプットが得られるようです。
このアウトプットに基づき、次は
□ “こうかもしれない”という仮説をたて立証する
という段階にいたり、ここでは、仮説が立証されると快の感情が得られ、それ自体が良いフィードバックとなりその仮説検証の行動は強化されるようです。
そしてこれを繰り返すことにより、次第に予測する確立が高まり、最後には
□ 確実に結果を出すコツ・仕組みを得るということに至るのか
もしれませんね。
いわば、成果を出すための成長段階のようなステップがあるようです。
すると、今、自分自身が、また職場の同僚や部下が取り組んでいること
(家事・仕事)は、自分自身やその人たちにとって、どの成長段階にあたる
ことなのか。
自分なりに、あるいはお互いに理解しあっていることが良い家庭・職場づくり
には良いことなのかもしれませんね。
今日も一日、家庭や職場において、家族や同僚が取り組んでいることの中身では
なく、その取り組んでいることが自分や相手とってどんな成長段階にあたっている
のかをふり返り自分やその相手にとって必要な暖かいフィードバックを与えつづける
ことにより、さらに成長段階を一歩先に進める一日としましょう。