部下を育てる

おはようございます!今日は、1月19日火曜日です。

今日の一言【部下を育てる】

“わたしは、わたしがいなくなった時のことを考え部下を育てる。”

このお言葉から頂いた方は、自衛隊にお勤めの方です。さらっと、読むとどういう意味が、当たり前というか、すっとわからない感じもしますが、これは、こういう意味だそうです。 

  • 自衛隊は、国の防衛を任務とする組織です、そこでは戦いが想定されます。
  • 自分の部隊、部下に指揮をするのが自分の役目。しかし、その自分がいつ、どうなるかわからない。
  • そんなとき、自分がいなくてはどうにもならない部下であったらどうなるか。
  • だから、常にそのことを頭にいれて、部下を育てることを考えていた。

という意味、とのこと。

上に立つ人の言葉として、とても意味深く、また現実感にあふれる言葉のようです。

上に立つ得てして、自分の立場を誇示したり、あるいは守ろうとする。そこは“自分”が活躍する場であり、そのために部下がいるという感覚を持ってしまうことも、これまた人間のある側面。

あってはならない“戦い”という場では、人の命がかかっている。そこに私情を持込み、自分の部下を、自分がいなければ機能しない部下として育ててしまってはどうなるのか、それは、結果として部下の命を軽ろんじていることなんだということなのかもしれませんね。自衛隊というある“特殊”、“極端”なケースのお話しかもしれません。

しかし、極端であるからこそ、そこに、組織として、人を大事にすることの本質が、見え隠れしているかもしれない今日の一言なのかもしれませんね。

  • 【今日の目標】

自分がいなくなった時のための。。。という部下の育てかたですが、ふと考えると子供を育てる、という状況も、同じかもしれませんね。いつまでも親がそばにいてあげることはできない。いつまでも親が指示し、親のいう通りであってはどうなるのか。

自分で考え、行動できる人であってほしいそう考えることは、ごく自然かもしれません。

職場も人のあつまり、そしてそこには、シニアの方もおられれば、若い方もいる。一種の社会集団です。そして、社会集団の強さは、その集団を構成している一人一人の自律的な思考と行動。そして、一人一人が学んだことをお互いに分かち合い、

次の世代につなぐことができる風土に根ざしているかもしれません。

そして、そのような強い社会集団づくりができるのは実は、“自分がいなくなったとき”のことを考えているリーダーなのかもしれませんね。

今日も一日、家庭や職場において、自らの“人を育てる”ということにおいての日々の言葉や行動をさりげなく振り返り、自らの家庭や職場の未来をたしかにする自分だからできる具体的な一歩を考える一日としましょう。

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