人の本質

今日は9月9日水曜日です。

今日の一言「人の本質」

“会社を構成している要素のなかで一番変化しにくいのが人である。”

装置・設備・建物を変えることは、すぐにできます。 また、知識・技術・ノウハウを変えることもしっかりと取り組めば、着実にできます。しかし、意識・価値観・対人関係を変えることは装置や設備、知識や技術を変えるのと同じスピードで変えることはなかなか難しいようです。

二つの問題があるようです。

  • 意識・価値観といったものは、装置や設備に比べて 見えないものであり、 そもそも直接”さわる”ことができない。
  • 意識・価値観といったものは、どこかに集まっているものではなく、一人一人に分散している。

だから、会社を風土から変えようというときは、 意識から変えていこうとせず、目に見えるコトから着実に変えていくことが大事なようですね。

意識に働きかけをしようとすると、ヒットする人には しますが、ヒットしない人もいます。

すると組織のなかでバラつきが発生し、軋轢や摩擦に つながることもあるようですね。直接変えられることから着実に変えていく。 その結果として、意識・価値観・対人関係がゆっくりと変化していく。

経営者が、人が一番変わりにくいことを理解する それが、人の本質を理解した

“人を大事にする経営” ということなのかもしれませんね。

【今日の目標】

人は変化に抵抗するという言葉がありますが、必ずしも正しいとは言えない場面もあるようです。例えば、新しいゲーム機がまったく新しい操作方法を提供した例がありますね。それは抵抗されず、すぐに受け入れられました。理由は、その操作方法が良い体験をすぐに提供できた からです。

同じように、会社のなかでもいろんなことを変える ときには、その変化に対して、なんらかの良い体験が付随すれば、人はその変化を受け入れる可能性が高くなるようですね。

今日も一日、より良い職場や家庭の風土をつくるために、 意識だけに働きかけず、目に見えるモノ・コトをポジティブな体験とともに変えていくことにより、 人にやさしい変化を提供する一日としましょう。

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