今日は、6月11日水曜日です。
○ 今日の一言
“本当かな~”
いきなり、“本当かな” とかいう、問いの 言葉で恐縮です。
また、心地よい対話の促すための、相手の言葉を受け止める
言葉としてよく使われる “そうなんですね~”、
という暖かみのある言葉の反対に別な意味が含まれている
この、”本当かな~” という言葉です。
しかし、この言葉の意味をもう少し掘り下げてみると
そこには、どうやら二つの意味が見え隠れしているようです。
それは
□ 最初から信じていないよという意味と
□ 真実は何か、それを知りたいという意味のようです。
もし、“真実は何か?” という意味でその言葉を使い、
相手もその意味として理解がされているのであれば、
この、“本当かな” という言葉は、私たちの職場や普段の
生活において“事実”とされている様々なことは、本当にそうなのか。
また、そのような事実をつくりあげている原因・要因は
“こうですよ”と言われているが、それは本当なのか?
そのような様々なことを、 それは、本当なのか、真実なのか?
ということをお互いの立場を超えて問うことができる 言葉のようです。
真摯に、“本当のこと”を求め続けるひたむきな姿勢です。
しかし、
もし、そこに“あなたを最初から信じていないよ”というニュアンスが
伝わると、どうなるでしょうか。健全な“問い合い”がすぐに、
“疑い合い”になってしまうのかもしれません。
PDCAのマネジメントサイクルを組織で回すためには、「チェック」
すなわち“問う”ことは欠かせないこと。そんな、“問いの言葉”を使うとき、
自分の言葉は、相手にとって
□ 最初から信じていないよと受け止められていないか
□ 真実は何か、それを知りたい と受け止められているのか。。。
そんなことも、さらっと“問い”、ふり返ることもよいことかもしれませんね。
(私が一番できていないかもしれない。。。汗)
【今日の目標】
○ このお互いに“問い合う”ということ もしこれがあると、
□ 事実認識、原因認識が共有される
□ お互いの行動が同期しはじめる
□ ”風通しがよくなる”
ということがおきるかもしれません。
反対に、“問い合い”がないと、
□ 職場や家庭において、人々の事実認識、原因認識は
お互いにズレたままとなり
□ 結果、相手はこちらが“暗黙のまま期待している”通りの
動きとならず
□ 疑念が走り、職場の風土が濁ったり、”壁”を感じる
ということがおきるのかもしれませんね。
そして、“問い合う”が、“疑い合い”にならないためには
問う対象は“ものごと”であり、“その人”ではない、 ということ
そして、相手からみて“問いやすい”自分づくり なのかもしれませんね。
今日も一日、問う対象は、“ものごと”であり、“その人”では ない、
ということをさらりと心に置きながら、相手からみて
“問いやすい”自分のあり方をイメージし、心地よい
“問い合い”ができる職場に近づく一日としましょう。