習慣

今日は9月13日日曜日です。

今日の一言「慣習」

今日はある知り合いからのとてもうれしいお話ネタです。

—(ここから、お知り合いからのお話のコピペ)—

長年続けてきた慣習をひとつ改善。お客さんのOEMで作っている、ある商品がある。

これまではお客さんの指示どおり小ロットで製造してきた。商品単体だけでみると利益率は良い。しかし、小ロットであるが故にものすごい製造ロスが生まれていた。それを差し引くと、わずかな利益しか残らない。ヘタをすれば赤字だ。

これまでの経緯や状況を調べ、お客さんに、契約変更の申し入れをした。

たぶん、今までは不戦敗に近い状態だったと思う。

  「言ったって無理」、「通るわけがない」など理由は様々。

しかし!!言うのはタダなのだ。言えばプラスに転ぶこともある。どうせもともとダメなんだから言ってダメでもプラマイゼロだ。別に相手にマイナスの提案をしているわけではなく、お互い楽になるために言うのだから、言わなきゃお互い損だ。

—(ここまで、コピペ)—

文脈からは、結果的に小ロット契約は変更できたようですね。とても、素晴らしい改革の一例だと思います。同じようなお話を、他の会社さんからも最近聞きました。

顧客との長年の付き合いで、小ロットでの受注をよぎなくされていたプラスチック部品メーカーさんでした。

先ほどの会社さんと同じように、小ロット受注が進み段取り時間とコストに圧迫され採算があわないが、さらに、どんどん小ロット化する傾向がとまらない状況がありました。営業的には、顧客の要求に合わせることが仕事。そして、顧客の要求は、Just In Time…そこで、この会社さんは、思い切って発想の転換をしました。

Just In Time とは、必要な時にもってこい、ということで必要な時に作れ、というわけではないだろう!ということで、まとまった数をきちんとつくり、必要な時に配送したい、ということを思い切って、顧客に伝えたそうです。

簡単にいうと“このロットでないと受けません”ということ。当初、下請けからのこの提案には、かなりの抵抗があったようですが結局、その方が顧客も計画性を高めた仕事ができるということで、納得をされ、長年の慣習を変えることができ、生産効率、歩留まり率、そして利益が全部向上した、というお話を思い出しました。

何かを変える。。。その時には、いろんなことがハードルになります。仕組みの問題、対話の問題。。。いろいろあります。そのなかでも、とても根源的で見えにくいハードルは、事実に基づかない“思い”、あるいは“信念”です。

  • それが慣習だから、そうしてきたから
  • そうあるべきだから

といったこと。

でも、良く考えると、それは、どんな“事実”にもとづくのか? というと、よくわからない思いです。実は、そこにこそ、変化や成長を阻む本当の障壁があるようです。

“いままでそうしてきたが、それは、本当か?”

この2つの会社さんの事例は、そんな”思い込み”に真っ正面に取り組むことの大切さをさらっと、さわやかに示してくれているようです。

【今日の目標】

ということで、セルフアセスメントの時間です。下記の“思い込み”ケースをお読みください。

  • これが常識だから、これが長年やってきたことだから
  • 経営者だから、これぐらい考えて当然でしょ
  • 部長というものには、こういう責任があるんだ
  • 顧客との長年のつきあいで、これはしかたがない

そして、今日一日、これに類似した“思い込み”を

  1)社内のなかで聞いた回数

  2)自分の心のなかで思い、何かを正当化してしまった回数

を数え、また、その内容をさりげなくメモをとってみましょう。もしかすると、そこから自分自身や会社の風土が、さらっと見え隠れするのかもしれませんね。

今日も一日、自らの“事実”に基づかない様々な思い込みや信念に気づき“それは、本当?”と純粋な子供の目線で問い直し、自分と職場での変化のきっかけを得る一日としましょう。

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