今日は6月13日です。
今日の一言
“意識”
○ どこかの本で読んだことを思い出しました。
それは、人が、ある能力を獲得する上では、次の4つの段階があるそうです。
○ その能力を持っていないことに、意識していない
第1段階
これは、本当は、“できていない”けど、それ自体に自分が気がついていない状態を指すようです。
自分のスキルや能力を評価していない、他からのフィードバックを得ていない、得られない状態にこれが起きるようです。(小さなお山の大将かな。。。)
○ その能力をもっていないことに、意識している段階
第2段階
どんなことができていないか、ということに意識が向いている段階です。
まだ、十分には能力を持っていないのですが、足りないことを学ぶ意欲が高まっている段階です。(ギクっと感じ、努力を始めた状態)
○ 意識しながら、その能力を発揮できる段階
第3段階
自分の行動に十分注意を払えば、十分に能力を発揮できる段階です。
努力してきたことに達成感を感じる場面でもあります。(だんだんいい感じです。)
○ 意識せずとも、その能力を発揮できる段階
第4段階
自分の行動にいちいち意識を払わずとも、十分に能力を発揮できるくらい習熟・円熟した段階です。 (師匠と呼ばれても違和感なし。。。状態かな)
そして、この段階が、ある意味、もっとも危険な段階でもあるようです。
それは、“意識をしていない”ということにおいては一番最初の段階に実は戻ってしまっているということのようです。
職場や仕事において求められる能力とは、日々変化していることが多いようです。
すると、日々、自分の能力を高めつづける努力をすることが大事でが、意識せずとも、その能力が発揮できている人にとっては、意識のアンテナが降りてしまっているので、それが見えなくなることがあるようです。
いわゆる、”慣れ”の状態、ということかもしれません。
日々の職場、お仕事において、自分は今、どの段階にいるのか。
そこには、思わず、“慣れ”が発生していないか、さらっと振り返ることも、
良いことかもしれませんね。
【今日の目標】
まだ、年齢が若い、第1段階にいる方に、できていないことこれから
取り組むべきことをフィードバックしてあげること
と
第4段階にいる方に、できていないことをフィードバックすることを比べたら
後者の方がはるかに難しいことに気がつきます。
すると、人の集まりにおいて、シニアとかリーダー、あるいは“上の人”と
呼ばれる方ほど、意識のアンテナを自分と外の世界に向けて高く上げ、
自らの行動、発揮している能力と、これからの時代に求められる能力との差を
理解し、日々学習していく姿勢が大事ということなのかもしれませんね。
また、これから活躍する世代は、素直にまわりからのフィードバックを受けることも、
学習する機会を自らに与えることにつながるようです。
今日も一日、自分自身が、この能力獲得の段階のどの地点にいるのかを
さらっと振り返り、自分の意識のアンテナを自分と外側に向け高く掲げることに
より自らに、さらなる“学習”と“成長”の機会を与える一日としましょう。