組織の強さ=つながり

今日は11月2日月曜日です。

今日の一言【組織の強さ=つながり】

いくつかの企業さんを訪問して、わかったことがありますので、それを、共有したいと思います。仕事の流れを“見える化”し、改善しようとするときがあります。だれがどこで何をやっているのか、ということを全体が理解することが、スッキリ職場の基盤です。これができていないと、モヤモヤ感が漂い、精神状態によくありません。また、仕事の人が一体化していると、問題は、例の“何が?”ではなく“だれが?”にいきやすい。

そこで“見える化”ですが、このやり方です。手法としては、プロセス図、フロー図、手順書と、くくり方の大きさによりいろいろありますが、今回の訪問で特徴的な傾向が見られました。それは、“仕事の流れを書いてみましょう!”という問いに対しては、

各部が、“それぞれの仕事を上から下まで書き出す”ということが起きるようです。

つまり、それぞれの部門や担当の視点で、それぞれがやっていることをフローに書き出しているということです。 。。。? 当たり前じゃないそうかもしれません。でも、この方法には、いくつか、問題があるようです。

  • 仕事の流れではなく、担当からみた作業の流れになっている。仕事の流れを改善しようとするときは、いろんな部門にまたがりながら流れる仕事の手順を洗い出す必要があります。

しかし、担当の視点で書き出すと、自分がやっている仕事しか書いていない、ということが発生するようです。つまり、ヌケが発生します。もう一つあります。

  • 部門にまたがる仕事は、各部門がそれぞれの異なるとらえ方でダブリながら書き出す。つまり、ダブリです。

すると、ある仕事の流れを“変えよう!”と思っても、それぞれの部門のとらえ方が違うので、いつまでたっても収まらないということがおきるようです。お客様の要望にこたえつづける。そのために仕事があります。すると、そこには必然的に仕事の流れが生まれてきます。

その大きな流れをそれぞれの担当者が“私の仕事”という局所視点だけから部分的に見るのか社員全員が、“わが社”というもの、また、そこで働いている自分自身や同僚を空中から眺めるように観察し、“あぁ。。こういう風に全体では流れているんだ”という視点で見るのかにより、“見える化”への取り組みの成果は、だいぶ異なるのかもしれません。

わが社でも社内を改善しよう!というとき、その話し合いや取り組みに参加している一人一人のの視線が“私の仕事”なのか、あるいは“わが社の仕事”となっているのか、そんなこともさらっと振り返ることも良いことかもしれませんね。

  • 【今日の目標】

全体視点を得るためには、いくつかの方法があるようです。

  ○ 配置転換を頻繁に行う

これが難しければ

  ○ 他部署のマニュアルを相互に書き出す

という方法もあるようですね。

すると、お互いのつながりが客観的に確認でき全体視点が得やすいようです。組織の強さは、人と人のつながりの強さのようです。同時に仕事の成果は、仕事と仕事のつながりの強さにも、依存しているのかもしれませんね。

今日も一日、自らが担当している仕事の役割を全体から見直し、また他の仕事との“つながり”を再確認することにより、人と人、仕事と仕事のつながりの強さを高めることにより、より高い成果を得るための一歩を進める一日としましょう。

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