今日は、6月22日月曜日です。
○ 今日の一言
“Somebody has to do something… and it’s just incredibly pathetic that
it has to be us.” (原典: Jerry Garcia、グレートフルデッド)
いつもの通りの、ややいい加減な訳
「誰かが何かをしなければならない。。。そして、まったく驚くほど情けないことに、その“誰か”とは、自分たちのことに違いないのだ」今日の一言は、グレートフルデッドという、1965年に結成されたアメリカのロックバンドのリーダーであった人の言葉です。
丁度、ヒッピーカルチャーなど、様々な“常識”を覆そうとする時代を生き抜いた人の言葉ですが、その言葉は、しっかりと真実をついているようです。
例えば、私たちが、テレビでニュース番組を見ているときいろんな政治の話、経済の話が取り上げられ概ね、“問題”、“不祥事”、“事故”、“不信” といった言葉が飛び交う。
そして、そんなニュースをみるたびに、私たちは“あ~ぁ、誰かが何かしてくれないと。。。”という言葉を使うときがあるようです。でも、そんな言葉を使い、“誰かが何かをしてくれる”ことをを願っていたとしても、実際には何もおきない。
本当に何かがおきるためには、私たちがやらないといけないそんなことを、実に普段着の言葉として表現している一言のようです。
もっと、前向きな言葉として、他人と過去は変えられないが、自分と未来を変えることはできる。という言葉もあります。でも、人は誰しもがそんなにいつも積極的、ポジティブでいられないかもしれません。
そんな、どちらかというと、真面目なことを真面目に言うことに気後れするような、ごく普通の人の視点からみた場合、今日の一言は、とても受け取りやすい言葉かもしれません。
“自分を変えよう!、自分から変えよう!”そんな事を、スーパーポジティブ人間のように、自分からがんばって思い込むように努力するのではなく、あたかも、何かの発見のように、その“誰か”とは、自分たちのことに違いないという言葉で、今日の一言は、さらっと、受け身であるが、それなりに受け止めていることを表現しているようです。
私たちの普段着の言葉にすると“あ~ぁ、しゃーない、やっぱ自分からだよなぁ~”
という感じかもしれませんね。
そんな感じで、肩の力をぬきつつも、“あ~ぁ、誰かが何かしてくれないと。。。”
と、感じたのか、何気に、自分のなかでこっそりと数えてみることも良いこと
かもしれませんね。
○ で、普段の職場を考えると
ー ○○部が□□をやるべき
ー どうして、やらないの
ー あなたが動かなければ、私も動けない
という事、言葉が結構頻繁に飛び交うようです。
しかし、“誰かが何かをするべき” と、思うと、その時点で自分自身で自分の行動に制約、制限を課してしまうようです。
すなわち、
ー 誰かがすること
ー 自分ではない
となり、自分からできること、できそうなことがあっても、あえて、それをしないということになるようです。
それでは、そんな枠をはめることにより得るものは何かというと
ー このこと、この問題は、自分のことではない
という気持ちを満足させることかも。。。
また、そんな枠をはめることにより失うものは何かというと
ー 何が自分だったらできるか
という想像、そしてそこから、本当はできるかもしれない。行動、体験、学習、すなわち、自らの成長のための機会ということになるのかもしれません。
であれば、自ら進んで自分の思考と行動に制約、制限を課すよりも、
“あ~ぁ、しゃーない、やっぱ自分からだよなぁ~”さらっと開き直り、“自分”という枠から、すこしづつはみ出し、できること、できそうなことを想像し、試みることも良いことなのかもしれませんね。
今日も一日、わが家、わが職場・会社において、普段何気におもってしまうかもしれない、“誰かが何かをするべき”という言葉を、“しゃーない、やっぱ自分からだよなぁ~”に開き直り気味で置き換え、そこから、自らに、知らないうちに課しているかもしれません。
制限、制約に気がつき、それを取り払い、自分自身にさらに成長のための機会を与えることを試みる一日としましょう。
【今日のおまけ】
○ グレートフルデッドの詳細は、ここ ↓